ゾンパセックス
ゴミクソ
2042年、世界のどっかでゾンビウイルスが出現した。結果、三年後の2045年には世界がゾンビに支配された。そんな中、日本でまだ生き残っている俺たちは、ラブホに逃げていた。
「ねぇ、最後にヤッてから死のうよ」
彼女が誘ってくる。確かに周りにゃゾンビしか居ないし助かる見込みも無いし。ヤルか!
「ん。ヤルか」
そう言ってズボンを下ろして、ベッドの上に居る彼女の前に立つ。
「・・・やっぱ止めた。好きでもねぇヤツとヤッても気持ちよくなんねぇ」
「はぁ!?」
「だからよ、ここ出たら色んなとこ行って、また好きになる! そんときヤろうぜ?」
そう言って持ち込んだバットを手に取り、扉の前に立つ。
「待て待て待て、私も行くよ。一人より二人の方が生き残る確率が上がる。それに、ヤッてる最中に惚れさせてやるよ」
彼女がチェーンソーを持って俺の横に並ぶ。
「良いのか?」
「良いに決まってんだろ。死ぬ時は一緒だ」
「・・・もう惚れた」
「じゃあヤるか?」
「いや、ゾンビブッ殺しパーティー! 略してゾンパした後にセックスる!」
そう言って、目の前の扉を行きよく良く蹴り飛ばした。
オワオワオワオワり