4 犯人だぁれ?「……返事がない。ただの屍のようだ」
殺されたのは、深夜過ぎ~明け方の、霊廟南扉の見張り当番騎士、キルラレタ=コルチカムです、定期。
凶器が捨てられてないか、不審な物はないかと、念のために池を捜索していたら、池の底、水草に引っかかって沈んでいたという。
姿が見えないと報告のあった、上級神官ポンド=フーオル。
外傷はなく、死因は溺死。
第一発見者の騎士ピポーパーによると、最初に引き上げられたのは、黒っぽいローブだったそうだ。
池に服が落ちてる、と思って本腰を入れて探すと、ローブが見つかったすぐ近くに、神官服を着た『中身』が沈んでおり――。
「オレが何をしたって言うんだ……」
溺死体とこんにちわ、をした騎士ピポーパーが泣き言を零しながらも、アンダロに発見時の状況を事細かに説明する。
言葉が崩れているのは、ピポーパー家はキーパー家の分家にあたり、アンダロとは多少の面識があるから、だという。
ざっと検分した所、外傷はなく、完全に溺死だった、とのこと。
そして。
神官服は血まみれで、靴は血がべったりと染みつき、懐にあった短剣は拭っていなかったのか血の跡が残っており、柄に巻いてある革にも血が染み込んでいたという。
「血の染みは、そう簡単には落ちませんから。水で薄まっておりましたが、あれは血痕でした」
なお、着ていなかったローブの方は色が黒っぽいこともあり、詳しく見てみないと分からない。ただ一見した所、血痕は無かったと思われる、とのこと。
池近くで話している間に、遺体が運ばれていく。
・略図(神殿は湖上にあります)/どぼん追記
| 北館:王子一行客室 |
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| | || | |
|西| || |東|
湖| | 池 霊廟 池 | |湖
|館| ||どぼん |館|
| | || | |
| ーーーー||ーーーー |
| 南 館 |
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|| 湖
||
|| 橋(一話目で落とされ)
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陸| 下級の神官・騎士居住区
地| 兼 訓練所
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大聖堂
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池の確認や周囲の調査に慌ただしく騎士達が行き交う、その間。
第二王子達一行は、南館の一室――霊廟から真っ直ぐ延びる渡り廊下の正面――に、再び陣取った。
なお、総騎士団長は作戦会議室で指揮を執っており、この場にはいない。
神官の遺体発見は昼も過ぎた頃で。それから確認に調査にと、飛ぶように時間は過ぎて行き、日はすでに傾き始めている。
ポンド=フーオル上級神官。治癒術に秀でた上級神官だったが、優れていたのは本当に治癒術だけのようだった。
この「神殿」の神官は現世利益を求めるのではなく、神の目に留まることを目指す、はずが。
上級神官として割り当てられた個室を捜索した所、出るわ出るわ、金貨銀貨、明らかに腕の良い職人の手でカットされた宝石、奢侈の過ぎる指輪に首飾り、挙句の果てには高級娼館の会員証。
「アウトー……」
死んだ魚の目でそれらを報告してきた騎士ピポーパーに、同じく生気のない目で返す第二王子。
感情の抜け落ちた表情で、騎士ピポーパーが淡々と語る。
「せびりたかり脅迫恐喝、こいつただの犯罪者では?
あ、亡くなったキルラレタ=コルチカムとの優先治癒の契約とか、他の……恐らくはコルチカム関係の騎士と他の神官への口利きとかの走り書きも、見つかってます。
賄賂に癒着――こいつ、ただの犯罪者です」
神殿側の汚点となるようなことを、さり気なくも隠すことも無くはっきりと、断言して去っていく。
騎士ピポーパーの抑揚のない声が、いっそ哀れだった。
なお、アンダロの依頼により、ポンド=フーオル上級神官の個室捜索する者は、騎士ピポーパーや王家筋の衛兵により、身体検査が先んじて行われている。
曰く、「僕が書いた『騎士キルラレタ=コルチカムの殺害依頼書』が見つかりそうなので」、とのこと。
即座に、「誤解されるような言い回しするんじゃない」と、教育的指導が行われていたが。
なんとなく、皆が黙ってピポーパーの後ろ姿を見送った後。
アンダロが騎士ソーンパスに、貴殿が神殿に長くいるのならば、と切り出した。
「一つ、伺いたいことがあるのですが。
夜明けに、総騎士団長殿が橋を落とすように指示しましたが。
総騎士団長殿の声に真っ先に応え、光球を打ち上げて駆け出したコルク色の髪をした騎士、彼がゲトサゥス殿で間違いありませんか?」
「私は渡り廊下にいたので、その場にはいなかったが……まだ話し合いがされている途中、霊廟から出てきて、渡り廊下を走って行かれた騎士は確かにゲトサゥス殿だ」
「どのような方か、ご存知でしょうか?」
唐突な問いでもあり、神殿の仲間騎士を探るような質問に、騎士ソーンパスの灰青色の瞳が不審げに細められる。
ソーンパスは一度口を開きかけ、閉じ、リリアムを一瞬見てから、あきらめたように口を開いた。
「古参の騎士で、経理にも明るく、内勤で神殿にいる時は、隊を越えて頼られている顔の広いお方だ」
「お答えいただき、ありがとうございます」
アンダロがあっさりと、納得したように頷いた。
そして、誰だよそいつ、という表情を浮かべる第二王子に。
「殺された騎士の、前の順番の見張り騎士です。聞き取りでは、見張り交代の際には特に不審な点はなかった、と供述していました。
第一の殺人現場の霊廟に、僕たちよりも先にいた騎士の一人です」
「そーいやお前、霊廟で、集まった奴らの顔をやけにじっくりと見てたな?」
「はい。誰が現場にいるのか、と思いまして」
確認してました、と平然と答えるアンダロ。
まぁ、犯人は気になるだろうから、野次馬の中にいる確率高いよな、と返す第二王子。
ロサ嬢とリリアムが、そんな会話をしている後ろで、こそこそと小声で言い合っていた。
「ね、リリ様。渡り廊下の靴跡見つけて、見張りさん達の嘘を先読みして、現場に来てる人を確認するような。
そんな人が、ダイイングメッセージみたいなのを、見逃すって……」
「ええ、ロサ様。アンダロ様を犯人とするのは、少々、無理があると思います……」
「そうよね、人選ミスって、こういうことを言うのかしら」
聞いている者がいれば、全力で同意を示しそうな会話を二人がしていると、調査が少しは落ち着いたのか、総騎士団長が一行の元へやって来た。
「こちらにおられましたか。
どうやら、犯人はポンド=フーオル上級神官だったようですな」
騎士キルラレタ=コルチカム殺害後、まだ暗い最中、霊廟を出た所で誤って池に転落、そして溺死。
血まみれの神官服、血の染み込んだ靴、懐にあった短剣――柄に巻かれた皮に付着して微かに残っている血の跡、それらすべてが犯人の証拠だと、総騎士団長が重々しく語る。
コルチカム勢力との金銭関係など、詳しい背後関係はこれから調べることにはなるが――夜明けからの騒動の、あっけない幕引き。
周囲の騎士にも聞こえるように、総騎士団長ははっきりと断言した。
「すべては癒し手様の仰せの通りに。
アンダロ=キーパー専属護衛騎士殿は犯人ではありませぬ」
「はい、勿論です」
リリアムがはっきりと、力強く頷く。
全幅の信頼を置いた返事に、総騎士団長が目を細めた。
「かしこまりました、ではそのように。
明日の昼頃には、これまでお一人だけ御座しました他国の癒し手様が、予定通りお見えになられます。
無事に犯人が分かってようございました。これで安心して、お迎えすることができます。
――では、橋を戻せ!」
「はっ!」
総騎士団長が大きな声で命を出すと、そばに控えていた三十代半ばの騎士が、即座に返事をした――夜明けに、橋を落とす指示に応えて走った時と同じ、コルク色の髪をした騎士。
その騎士が光球を上空に三つ飛ばし、そのまま身を翻して落とされた橋へ向かおうとする所へ。
「お待ちください、ゲトサゥス殿。
橋を戻す、とは? 興味があるので、同行させていただけますか」
名前を呼ばれ、足を止めて振り向く騎士ゲトサゥス。少し驚いた表情を浮かべた騎士に、アンダロが一礼する。
「深夜から深夜過ぎまでの夜番見張りだったと聞いております。事件が起こった時は、お休みだったのでは?
案内を頼んでしまいましたが、宜しかったでしょうか」
「いえ、このような事態に、休んでなどいられません。飛び起きて、駆けつけました。
なぁに、討伐任務や夜間行軍に比べれば、どうということもございません」
騎士ゲトサゥスが軍務経験を滲ませて、礼儀正しく答える。
総騎士団長の許可を得て、騎士ゲトサゥスは第二王子達一行を石橋に案内した。
湖上にある霊廟区域と、下級騎士・下級神官の居住区域や大聖堂のある陸地へと繋げる石橋。
最初に来た時は、馬車二台が十分な余裕を持ってすれ違うことのできるぐらい、幅のある石橋だった、と第二王子の記憶にある。
それが、今。湖にかかっていた橋が。
きれいさっぱり消失していた。
「え、昨日まではあったよな?」
アーチを描く出入口の先、足元に橋は無く、有るのはそろそろ陰りを見せ始めた陽の光を反射する湖の水のみ。
そして目立つのは、出入り口の横にある彫刻の施された太い柱。
オブジェのように、人の背丈を優に越える大きな『魔法の杖』が、埋め込まれるように設置されていた。
「特注品でして。魔力を流せば、この通り」
騎士ゲトサゥスが杖に触れて魔力を流すと、湖の底から水をかき分け、水が大量に流れ落ちる轟音と共に、石が盛り上がり――立派な石橋が目の前に出現した。
「これは……すごいな……」
「石壁の魔法が拡大されて組み込まれてまして。この柱は、この石橋の為だけの魔道具です」
思わず呟いた第二王子に、水音が静まるのを少し待ってから、得意げに騎士ゲトサゥスが説明する。
「もう昔の話ですが、当時の神殿騎士団がこの仕掛けを施しました。
万が一の時は魔法を解除し、石壁の橋を落として、霊廟や癒し手様をお守りするようにと」
話しながら石橋を渡ると、警備の騎士のみならず、訓練中の多くの神官や神殿騎士が物見高く集まってきた。
防犯上、物理的に距離を取ってはいたが、連絡はしていたとのこと。
そして、明け方からの事件発生の連絡、橋の消失に不安に思っていた所に、水音を立てての橋の復活。
「ああ、水音で集まってきましたな。あの仕掛けを使う時は沈黙の呪文を使うのですが、つい忘れておりました」
橋の向こうの騎士に礼を取りながらも、騎士ゲトサゥスが謝意の言葉を第二王子達に告げる。
「沈黙の呪文? また珍しい呪文だな、なぁ、ロサ」
「抵抗されて成功率が低いから、ギャンブル魔法って呼ばれてる沈黙の呪文ね! どうして、ここ……あ、防音代わり」
石橋が水をかき分けてせり上がってくれば、バケツをひっくり返したような、滝のように叩きつける水音が、確かにうるさかった。
「人のいない空間にかけるのなら、絶対成功するわね。
でも、橋が上がって来る時は、音もあってすごい迫力だったわ!」
楽し気に頬を染めて、全身ですごかった、と掛け値なしの本心で讃える様子に、騎士ゲトサゥスも悪い気になりようもなく。
「お気に召したならば、ようございました。
……それでは、こちらが訓練所と、まだ上級に至らぬ者たちの居住区域となります」
石橋の復活に集まって来ていた物見高い人々の視線が、騎士のゲトサゥス、金と白の礼装眩しい第二王子と、順に移っていき。
――白を基調とした、執念じみた刺繍の施された祭礼服に身を包んだ、当代の癒し手で、止まった。
下級、見習いを問わず、神官服をまとった者達が躊躇なく、一斉に膝を就いて頭を垂れた。
次いで、訓練服に身を包んだ騎士達が、役職としては上級の騎士ゲトサゥスの様子を窺いつつ、神官達に倣って跪いた。
気が付けば、石橋のたもとに集まった人々が、皆一様に跪いていた。
リリアムにとっては何度目かの――初対面の大神官長の額づいての大号泣を始めとして、神殿関係者に会えば、繰り返される反応に。
自分も地に膝を就き、一番近くにいる、地に伏せるように額く見習神官の手を、掬う様に両手で取り上げた。
「こんにちは。リリアム=ロンギフロラムと申します」
急に、『癒し手様』に手を取られた見習い神官は、声も出ず。驚愕のあまり声にならない悲鳴に口を開き、固まったまま、動かない。
「どうか皆さま、お顔を上げてください。
たまたま侯爵家の使用人になって、多少は礼儀を知りましたが、わたしはただの農夫の娘です。
未来の癒し手様方に膝を就かれるなど、畏れ多い。どうか皆さま、お顔を上げて、お立ちになっていただけないでしょうか」
まだ見習いの、神殿を旅立ちさえしていない修行中の者達――なのにそれでも、未来の癒し手と呼ばれて。
当の癒し手に、そう呼ばれて。
無駄ではないのだと、身の程知らずな行いではないのだと、神を求めても良いのだと、許された気がして――。
大号泣、再び!
を、何とか乗り越え。
騎士ゲトサゥスが霊廟での殺人事件、専属護衛騎士殿は犯人ではないと癒し手様が仰せだと伝え、ポンド=フーオル上級神官が水死体で見つかったが恐らく犯人だと思われる、とかいつまんで話した。
殺人事件の知らせに落ち着かない雰囲気になったが、第二王子が空気を変えるように、明るい口調で訓練所の様子を神官達に尋ねた。
「こっちの方が、神官殿が多いな? 上級役職の居住区も兼ねた霊廟区域では、ほとんどが騎士だった」
何か理由でもあるのかと気軽に問う第二王子に、四十歳前後の一人の神官が、肩を落として地を這いずるような暗い雰囲気を漂わせて答えた。
「いえ、我らの不徳の致すところでございます。
治癒術を学び、しっかり身に着けてから奉仕の旅へと立とうと思っておりますが……」
「すまん、治癒術は十年、下手すると三十年かけて学ぶとも聞いている。諦めずに努める心意気は素晴らしいなっ」
第二王子が、藪蛇を糊塗しようと早口で捲し立てた。焦って何かないかと周囲を見渡し、少し離れた所にある訓練場が見え、地面の赤黒さに驚いた。
「んんん? いや待て、あれ、血痕じゃないか!?」
また事件かと叫ぶ第二王子に、神官が穏やかに説明した。
「ご心配なく。我らは治癒術の修行中でして。騎士様方のご協力の下、練習させていただいております」
「え、練習……えええ? 治癒術の練習って、文字通り大出血サービス?」
困惑を隠しきれない、いや、隠す気のない第二王子は、練習の見学を申し入れた。
恐縮する神官や騎士に、突然訪れたのはこちらなので、歓待は不要、いつも通りにしてほしい、と重ねて伝え。
――第二王子達は、『いつもの』訓練風景を見学した。
~・~・~
見学から北館の客室に戻り、第二王子達は騎士ソーンパスも含め、人払いをして話し合った。
「なぁ、アンダロ……。俺、王城騎士団も、医療部隊も、訓練は見たことあるんだが……」
「僕もあります」
二人が顔を見合わせる。
互いの顔に同じ感情を見つけ、頷き合った。
「治癒術の使い手が飽和してて、感覚がマヒしてるな、あれは……。あと、見習いで練習中って言ってたが、ふつーに良い腕してるぞ」
「さほど痛がる様子もなかったので、防御魔法の『痛覚軽減』も特級の腕前でしょう」
気を使わせないよう、あまり視界に入らないように、第二王子達は見学していたのだが。
黙って見ていれば、刃を潰した練習用の剣ではなく、実戦で使う本物の剣を使用しての、騎士達の訓練。
そこからしておかしかったのだが、ロクな防具もなく切り合う騎士達は当然ながらさくさくと、切り切られ。
そして呼びつけられて――そう、まるで召使のように呼びつけられて、見習い神官達が治癒術を使い。
第二王子からすれば優れた治癒術だと思えたそれを、まだまだ未熟だが修練あるのみと、治癒の礼も無しに上から目線で激励する下級騎士達。
お前ら何様だと、その場で問い詰めたかったと第二王子が不快気に顔をしかめた。
「王家筋の者達からの報告は読んでいたが、ここまでとはな」
「でも、リリ様の奇跡で目を覚ましてくれて良かったわ!」
ロサ嬢がにこにこと嬉し気に、良かった良かったと繰り返す。
訓練場の流血を見たリリアムは、その場で皆を集め、祈り、祝福を与えた。
騎士達が、そのように奇跡を軽々しく行うものでは、とか、見習いには分不相応なのでは、などと言ってきたが。
「今さらです。わたしは誰を問うでもなく、何度となく祝福を。神の奇跡は、学園では見世物として披露されました。
お嬢様に命じられて、わたしが行っていたことです。
それに比べたら、こんなにも真摯に修行する方々にこそ、ご加護があってしかるべきでしょう」
おためごかしの忠告を瞬時に切って捨てたてたリリアムが、曇りのない澄んだ眼差しを神官達に向け、祈る、祈る――。
名もなき神は無力で、巫を介してのお告げも、夢での兆しも、姿さえ垣間見せることも無いというのに。
――晴天に背を押す風、夜道を照らす月明かり、標となる星の輝き。
何も伝えてこない神の、ただ見守ることしかしない神の、無償の眼差しは限りなく。
潮騒のように繰り返し、福音が胸に木霊する、と神官達は涙した。
大号泣、三度目!
を何とか乗り切ると、神官達はリリアムに跪いた。
――二代目様のお言いつけを知りながらも、奉仕の旅に出ないのは我らが怯懦でございました。
――癒し手様のお披露目が終わり次第、神殿を出ようと思います。
応えて、同じく地に膝を就いて手を取り、穏やかに微笑み合うリリアムと神官達の――後ろで満足気に腕を組むアンダロを指さし。
「ロサ、あれが後方彼氏面、もとい、後方専属護衛騎士面って言うんだぞ」
第二王子が、訳知り顔でロサ嬢に囁いた。
【人物紹介】
神官ポンド=フーオル
死者二号、水死体さん。
池、ぽちゃ(フォール、落ちる)。
作者脳内ニックネーム、池ぽちゃ神官です。
治癒術の腕は良い、上級神官でした。
騎士ゲトサゥス
殺された騎士の、直前の南扉見張りシフトに入っていた騎士。
ゲート(扉)、サウス(南)、のゲトサゥス!
おっぼえやすーい!
騎士ソーンパス
犯行時刻当時、南の渡り廊下の見張り当番騎士。
最初はトゲトゲしい態度でしたが、デレました。
第二王子一行と、一緒に行動しています。
五話「フフフ……奴は犯人の中でも最弱……」
明日、19時更新予定です、お楽しみに!