六 エッセイタグにグルメネタがあるじゃねぇか、書評はどうした、書評は
ビッビッビバグル、グルメ造詣、ででっでー、ででっでー、土地ならでは、魅力ー、非常にすばらー、しいものがあるー、全国各地、たったっ食べ歩き、食い尽くし、楽しさにフォーカスして盛り上げていくぅー。ででんっ。
1:いろいろあるけどまずは「孤独のグルメ」から。松重豊さん主演のドラマで一躍有名になったけど久住昌之さんによる原作ももちろん超おすすめかしら。輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、仕事の傍らおいしいお店でひっそりとひとり飯っていうお約束の黄金展開ですわー。
2:「花のずぼら飯」も同じく久住昌之さんの原作でして。さすがの椎名誠さんの系譜だけあって、確かなざっかけなさへの追及、恐れ入ります。ずぼらな書店員の駒沢花(三十歳独身女性)が、豪華な、質素な、ありがちにしては妙においしそうな家庭料理を食べていきます。
3:「味いちもんめ」はシリーズものでかなりの長編の料理漫画ですわー。新米料理人伊橋が最初に入った料亭で巻き起こす騒動や人間模様から始まり。紆余曲折を経て成長し、店長を経て独立するなど広がりがあります。伝統的な日本料理の世界の魅力や職人の絆が最高か。
4:「包丁人味平」こちらも超有名ですわね。若き料理人の塩見味平がライバルたちと料理勝負を繰り広げていくバトル展開ですわー。高級路線に奢ることなくむしろ圧倒的に大衆的な料理感覚の味平が。斬新なアイデアを駆使してピンチを切り抜ける魅力が最高なのですわ。
5:「包丁無宿」同じく古典的な人気グルメ漫画ですぜ。一流料亭「桐の家」の料理人、暮流助が、ライバルの陰謀で流れ板となり全国各地を旅して修行します。除名された日本料理会から放たれた強力な刺客たちと壮絶で奇想天外な料理バトルを繰り広げます。外連味あり。
6:「食キング」超有名な土山しげる先生の作品ですわー。飲食店の再建を請け負う北方歳三が、全国各地で活躍します。実は函館の五稜郭亭という名門店の料理長だったほどで。慢心した五稜郭亭を取り巻く乗っ取りの陰謀と戦い、何と自分のお店までド派手に再建します。
7:「極道めし」同じく土山しげる先生の作品ですわね。堀の中に入った受刑者たちが、日々の質素なくさい飯を大事そうに食べのばします。年に一度の楽しみであるおせちのおかずを勝者が奪える、料理話勝負を繰り広げます。いかにおいしいかの語りがごいごいすーわね。
8:「ザ・シェフ」レジェンド的な名作ですわー。幻の料理人と呼ばれるご存じ味沢匠が、人間ドラマという無理難題を料理で解決していく王道の料理漫画といえます。料理へのストイックな態度、驚きのアイデア、おいしそうな描写、人情味あふれる人間模様、ツンデレ匠。
9:「ミスター味っ子」ド派手なリアクションでお馴染みの味皇様をご存じの方も多いでしょう。全国区の名作です。大衆的な料理感覚ながら際立った才能がある少年味吉陽一が、ライバルたちとバトルに挑みます。奇想天外なアイデア、Ⅱでなぜか革命家になってる主人公。
10:「喰いタン」ミスター味っ子や将太の寿司と同じ作者の寺沢大介先生の名作ですわー。異次元的大食らいな私立探偵の高野聖也が、サスペンスミステリーな事件を料理で鮮やかに解決します。隙あらばその辺の料理を食べ始め、さりとて推理の謎解きも込められてます。
11:「将太の寿司」いわずもながの名作ですわー。こぢんまりとした寿司屋の跡継ぎの将太が、それはもう、いろいろなライバルと奇想天外、融通無碍な料理勝負を繰り広げる超バトル展開でして。これを読まずして料理漫画は語れないッス。もはやネットミームまである。
12:「焼きたて!! ジャぱん」パン作りに適した太陽の手という才能を持つ和馬が、世界に誇れる日本のパン、ジャぱんを作るため、ライバルとド派手に戦ったり、かわいいヒロインの運営する有名パン店サンピエールで働いたりします。ピエロのリアクションが味皇様。
13:「Heaven?」動物のお医者さんやおたんこナースやチャンネルはそのまま! など、独自のユーモラスな世界観でお馴染み佐々木倫子先生の作品です。一風変わった名前のレストランで巻き起こるドタバタ珍騒動や人間模様が魅力かしら。特にオーナーがごいごいすー。
14:「おせん」老舗の料亭一升庵に帳場見習いに入った江崎グリコが、若女将おせんこと半田仙ほか、魅力的な同僚たちと繰り広げる人間模様が魅力ですわー。いわゆる解決系の王道の展開わね。料理だけじゃなくおせんさんという女性でも伝統的な日本の美を描いてます。
いやーいろいろと並びましたね。大漁、大漁。これだけあれば一年は持つとか持たないとか。山ほどあるグルメ漫画を網羅してはいないのは当然ですが。出会いが少しでも生まれればってね。グルメ漫画に栄光あれ!
わてくしもグルメ漫画が大好きでいろいろと食べ歩くようになりまして。特にもちろん美味しんぼなんてね。秋葉原や中華街のグルメマップを作りたいと思いつつなかなか手が出せませんが。
ラノベを売りながら全国行脚したり、鬼怒川、那須、箱根という都心から近い観光地を堪能したりといろいろやっていきしてまして。そういうね、グルメの楽しさっていうか。まだまだ豊富なネタがあるんでこちらのエッセイで書く機会もあるでしょう。ぜひお楽しみにね。
くっくっく、何とこのザヴァみ感くん自身もね、いろいろな料理人経験が5年くらいはあるのですわー。ま、バイトも含みますし、とてもとても包丁が使えるなんて次元じゃないですけども。気分気分ってね。食べ歩いてるでいえばまあそこそこじゃないかなーって感じで。
それにしても料理漫画って活き活きとしてますわよねえ。あのノリをぜひ新作のラノベの「そして、涙は海になった」略称:ティアシーに活かしたいものですわー。実際そうします。挿絵に料理や飲み物を多用したりとかね。
行脚だけに、アンギャーーー!(笑 ほなな
新作のラノベ「ティアシー」をお楽しみにね!
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