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美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
第一章 〜変り者が多い〜
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「美・デッサンのすすめ」 7

「お前以外、部員っていないのか?」


冬馬も、油絵を描く手を止めずに答えた。


「いえ…ゆーれー部員を含めて、12人ほどいますよ…」


「へ~」


「今日は、たまたま僕一人ですけど…基本、文化祭までに作品を仕上げればOKで、出席は自由なんですよ…」


「へ~いいな、それ…」


「ええ…そう言えば、椿君は何部ですか?」


「あ~オレ?帰宅部…」


「へ~、うちに入ったらどうですか?帰宅部よりも、内申上がるかもしれませんよ?」


「あ~そうかもな~考えとく…」


「あ…ただうち、変人が多いですけど、それでも良ければ…」


「お前な~変人とか言うなよ…せめて、変わり者って言え…」


「ははは…椿君は、お優しいんですね~そう言えば、絵にも出ていますしね…」


「…勝手にオレの内面、のぞくのやめてくれ…今度、冬馬の絵見てやり返すぞ…」


「それは、いやですね…」


クスッと冬馬が笑った後、二人は自然に黙り込むと作品に没頭した。

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