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美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
おまけ ~引退後は部室がたまり場になる~
39/39

「部長を決める基準って?」 3

「美術部の部長って、誰だったんだ?」


「え…知らなかったんですか?」


「ああ」


「今は引き継いで秋山さんですが、その前は僕ですよ…」


「ええ?!そうだったのか?」


「ええ…」


「でも冬馬、一度も部長とか呼ばれてなかったよな?」


「ええ、名ばかりの部長ですからね…やる事と言ったら、部長会議に出席するぐらいですし…」


「いや、でも…」


「ちなみに副部は、ジャンケンで決めてますよ、毎年…」


「じゃあ、部長は何を基準に決めてるんだ?」


「あぁ…」


冬馬は遠くの方を見ると、答えた。


「…出席日数の一番多い人です…」


「ああ!なるほどなぁ」


椿は手を叩いて納得した。


「それじゃ、しょうがないよなぁ」


「ええ…かなり不本意ですが…」


もう終わった事とは言え、冬馬はフクザツな表情を浮かべると、ため息をついた。


「ははは…そろそろ行くわ。じゃあ、またな」


「ええ、また…」


椿はひとしきり笑うと、美術室を出て行った。





二月なかばの放課後…空からは、白い雪が降り始めていた。


雪を見ながら廊下を歩いていると椿は、ふと、将来やりたい事を思いつた。


「…老後に油絵かぁ…悪くないなぁ…」



ずいぶん先の話のようだが…



(おわり)

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