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美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
おまけ ~引退後は部室がたまり場になる~
38/39

「部長を決める基準って?」 2

「そう言えば…椿君、T大受かったんですよね、おめでとうございます…うちの学校始まって以来の快挙だそうですよ?」


「ああ、どうもな…」


椿は素直に賛辞を受け取ると、満足そうに笑った。


「…今さらですけど、何でうちの学校にしたんですか?余裕で上に行けたでしょうに…」


「ああ、近かったから」


「なるほど…官僚にでもなるんですか?」


「いや、弁護士…じっちゃんとの約束なんだ。司法試験受かったら好きにしていいって…」


「何だか不自由な人生ですね…」


「ははは…冬馬は?」


「え、ああ…自分はホフですよ」


「ホフ?」


「ええ、とりあえず、その道に行ける短大は受かりましたよ」


「ホフって、保育士の事か?」


「ええ…」


「へぇ~意外…でも向いてそうだなぁ」


「そうですか?椿君は、約束を果たしたらどうするんですか?」


「え~?考えられないな~今は…」


「そうですか…」


人に敷かれたレールを楽しそうに行く椿を見て、冬馬は不思議に思った。


「あ、そうだ!前から聞こうと思ってた事があるんだ」


「え?」

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