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美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
第五章 ~なんのかんの言っても、文化祭の華~
33/39

「引退の打ち上げとか、やんないの?」  4

「ありがとうございます…たぶん皆、帰ったと思いますよ?」


「パネルとかは?」


「それは昨日のうちに業者が来て、片付けましたから…レンタル料、結構するんですよ」


「なるほど…でも片付けんの早いなぁ…やる事多かったろ?」


「ええ、なので午前中に終わらせるつもりで、がんばりましたよ…」


「そっか…で、冬馬は何やってんの?」


「ああ、ちょっと持って帰る作品を物色してて…」


冬馬はそう言うと、自分の今までに描いた絵を選び始めた。


「持って帰るの大変そうだな」


椿は冬馬の隣に来ると、50号のキャンバスを眺めた。


それから椿はイスを三つ用意して、その一つにペットボトルを置くと気づいた。


「あ、紙コップ忘れた」


「ああ、確か文化祭で使ったのが余ってましたよ…」


と言って棚から紙コップを持って来ると、冬馬がコーラを注いだ。


「…三年間、お疲れ様でした」


椿はコーラの入った紙コップを冬馬に向けると、言った。

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