表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
第四章 ~限りなく自由~
27/39

「絵を上手く描くコツって?」  4

「おぉ…何かすごいぞ冬馬!的をえている気がするぞ…それ、オレも使っていいか?」


榎本が感心して、冬馬を尊敬の眼差しで見た。


「悪い…オレはちょっと分からないぞ、冬馬」


椿は冬馬の言っている意味が分からずに、聞き返した。


「う~ん…上手く説明出来ないけど、主観=自分の世界でしょう?つまり絵を描く理由が、そこにあるんじゃないですかね」


「なるほどぉ…」


「いや、どこにあるんだ?」


妙に納得している榎本とは対照的に、椿は首を傾げた。


「だから…絵なんて、自分の好きに描けてなんぼって話ですよ…じゃなきゃ、描いてても楽しくないし、面倒だし…自分の好きなように描いた絵が結果、一番上手く描けた絵じゃないですかね…?」


「うわ~哲学的だが、何となく分かったよ…」


椿がニュアンスだけ理解すると、うなずいた。


「つまり、デッサンと逆って事だよな…でも矛盾してないか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ