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美術部ってさ!  作者: 久世 かやの
第四章 ~限りなく自由~
26/39

「絵を上手く描くコツって?」  3

「ほら、邪魔しない」


榎本は椿の肩に手を置くと、冬馬の所に連れて行った。


「う~ん、先生、聞いていい?」


「ん?何だ?」


椿と榎本は、冬馬の邪魔にならない所にイスを置くと、冬馬の絵を見ながら話し始めた。


「絵って、どうやったら上手く描けるんですか?」


「あぁ…お前、難しい事聞くなぁ…」


榎本は少し困って頭をかくと、冬馬に話をふった。


「どう思う?冬馬」


「え…上手く描くコツですか?」


冬馬も返答に困って、手を止めると榎本を見た。


「あるんですか?先生…」


「それが教えられりゃ~いいんだがなぁ…」


美術教師として、答えるのが難しいテーマのようだ。


「へぇ~デッサンの時は、即答だったのにな…」


椿は意外そうに、冬馬を見た。


「ああ、そうですね…デッサンが主観を出来るだけ外すのがコツだとしたら、絵は主観を全開にするのがコツですかね…」


冬馬が思いつくと、そう答えた。

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