表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/55

*第47話*

「和ー!ご飯できたよー」

「はーい!」

階段下から和を呼ぶと、トトトッっとリズムのいい足音が下りてきた。

「いいにおい・・・」

「ふふ、自信作だよー?」

そんなことを言いながら、ダイニングテーブルにつく。

「あ、和、Tシャツ汚さないでね?」

真っ白いTシャツに、英語のペイントがしてある服を着ている和に忠告する。

すると和は「子供扱い!」と言って膨れる。

・・・我ながら、ブラコンだとは思うけど、可愛い。

「いただきまーす!」

「いただきます」

それから、はふはふ言いながらハンバーグを頬張る和に、

「あぁやっぱりこの子も小学生だ」と思った。

人よりやってることが大人で、思考も人より大人な和。

それでも小学生ということに変わりは無いのだから、こんな無邪気で可愛い表情を見たら

誰だってそう思うだろう。


******


「ごちそうさま」

食器をシンクに持っていって、自分で洗う和。

「あ、いいのに。私洗うから置いておいて?」

「いいよー。俺、荒いもの得意だから」

と言って、にこっと笑った。

もう、荒いものが得意ってどういうことよ?

「よし・・・っと」

洗い終わって、食洗器に食器を入れる。

「あ、和。お風呂沸いてるから、はいっておいで?」

「はーい」

和は、大きく返事して、ソファに積んであったバスタオルを抱えて、お風呂場に消える。

こう・・・なんというか、和は矛盾がないなぁと改めて思った。

「そんなことより、はやく食べないとね・・・」

いまだにハンバーグが半分残っている私。

ほんと・・・食べるのが遅い。

でもまぁ、一気に喉に通すとつまるし、胃の調子がすぐ崩れる。

んー・・・30分かかっちゃかなー・・・なんて思いながら、もくもくと食べる私だった。


******


それから2時間後。

1時間ほどまえに食べ終わった私は、さっさとお風呂に入って部屋に入った。

洗い物も戸締りも全部済ませて。

和には、部屋にいるからなにかあったら言ってと言っておいた。

んまぁ・・・和はなんでも一人でやろうとするから

気にしてないと、絶対言ってこないんだけどね・・・。


「とりあえず、学園祭の楽譜だよね」

先生の貰った楽器の紙とノーマルの楽譜を隣り合わせにおいて考える。

何処にどの楽器を使えば、綺麗になるのか・・・とか、

ここにおいたら盛り上がるだろうか・・・?とか、思ってたより難しく考えなければならなかった。

「バイオリン弾ける人いるのね・・・?」

すごいなぁと思う。

私なんてピアノとハーモニカぐらいしか弾けないし吹けないし・・・。

まぁそんなことはどうでもいいのだけどれど・・・

「どうしようかな、ここ、一つ音上げようかな」


独り言をぶつぶつとつぶやきながら、楽譜に書き込んだり、楽器にメモしたりと

色々やっていると、いつのまにか0時をまわっていた。

「あ・・・そろそろ寝ないと・・・」

また居眠りしちゃう・・・。

そう思って、楽譜とメモ用紙と楽器の紙をファイルに挟んで、かばんにしまう。

電気を消して、ベットにダイブしたら、すぐにまぶたが重くなる。


「おやすみなさい・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ