桃編
どうも、死んでみたです某配信者の言葉が頭から離れなくてついこんな名前にしてしまいました。
最近は良ゲー多くてずっとゲームしてます。オンラインゲームでマッチしても優しくしてくだちい
俺は椎名、高2、今異世界now
今の状況?しんじらんないかもしれないけど桃の中
んでなんか流されてるっぽい
どうしてこんなことになったか俺にも分からない
確かいつもの四人でコンビニ寄ってたら
車が突っ込んできて ギリギリ生きてたけど...
そうだった...互いの血まみれの姿を見てみんなでショック死しちゃったんだ...
「猛烈にダサい死に方してんな...俺達」
そんで神様の元に飛ばされて...
そこからが曖昧だな...
まあいいや、とりあえず現状を何とかせねば...
でも俺今赤ん坊やんけえ...
よし寝よう、どうしようもないわ
おはよう俺
ここはどこだい?やけにあちいな
桃の中に表示されてるモニターにはクソ暑すぎて萎えぽよと表示されてr
「あっつ!真夏の砂浜並みの暑さなんだけどお!!!!!!」
「冷却モード起動」
その音声とともに白い煙のようなもので桃の中が満たされる
モニターに映る外の景色には溶岩地帯と魔物達が映し出されていた
「oh..急に涼しくなっちまったぜベイビー」
無力な赤ん坊であることを自虐しつつくだらない駄洒落を思いつきながら
それでも誰かに拾われるのを待って揺られ、流されていく
しかし、これだけの魔物がいながら流れる桃に無関心なものだろうか?
そんなことを考えながら、少し流されると森に入った。
虫に桃が喰われないか心配だ
そんな心配をしていたら何というか、案の序というか
はい、虫の団体様ご案内でーす
普段の俺なら爆速で逃げ出した。そういつもの俺なら
しかし今の俺は赤ん坊、意志はあっても肉体は言うことを聞かない
そう、コウノトリに運ばれる赤ん坊のような感じよ
ああああああーメンタルがガッガガガガガガガガガ
辿り着くまでもたないかもおおおおおおおお
アババッババババババババババババババ
しかし、音は聞こえるのに一向に壊れる気配がない
桃が元々硬いのもあると思うが...
んんん?ゴリ?バキ?グチャア!?
攻撃されているって音よりかこれは...
「桃が虫食ってんだけど!?これただの防衛機構だよね!?人間に対しては発動しないよね!?」
「これ常時この状態なら誰もぱっかんできずに詰みだぞ!?桃ん中で成人しろってか!?」
そんな俺の心配をよそに、それでも桃は流れていく
さっきのショックで、幸か不幸か少し記憶を思い出した。
と言っても断片的にだが
1つ、俺は前世で死んだ際神様に転生を望みそれをサポートする能力を融通してもらったこと。
2つ、神は俺が安全に成人できるような環境を俺の記憶を参考に構成してくれたこと。
3つ、新しく生まれるのである程度の過去の記憶や、元々の能力が使えなくなっていること
些細なことでもきっかけがあれば完全にそれらを復元できること
そして、転生するこれらの高待遇に対する対価として俺を転生させた神様が俺をモニタリングできる権利
そして神が知っている俺の前世を踏まえての現世での達成しなければならない目標を設定された。
この目標を達成するまでは、俺はこの世界から消えることはない
いうなれば不老不死ようななものでこれが俺の契約らしい
過去の人たちも同じように転生したが各々細かい条件などは違うらしい
そして、これは神にとってのゲームでエンターテイメントでもあるので基本的に転生はおすすめしないらしいのだが
「なーんで俺転生しようと思ったんだっけなー...」
森を抜けようやく水のある空間に着いた
まあ、あたり一面水しか見えないけどね...
だが、おそらく海であろうこの水の集合体
そろそろ、誰かに拾われて誕生できるのでは?
産声の練習いるかな...?
どんぶらこ、どんぶらこと流されていると
桃の視界前方にぼんやりと若い二人の夫婦が見えてきた。
「ん?なーんかこの状況既視感が...」
「転生チュートリアルを開始します」
「ステータスと頭の中で念じてください」
訳もわからないまま言われた通りに念じてみると
黒い吹き出しに
Lv1
スキル:なし
状態:赤ちゃん(ベイビー)
スキルポイント:zero
固有スキル:神の加護 桃の守護 忘れぬ思い出(未発動) 過去の歩み(発動率1%)
成長ルート:桃騎士
ステータス
P:1 D:1 S:1 H:1 O:2 A:1
average 1
と表示されていた。
...あ桃太郎だわこの既視感
てか、保護環境が桃の時点で気づくべきだったよなあ...
そんなことを考えながら少しずつ夫婦のもとに近づいている
向こう側も気づいたのか桃を取るためのあみと何故か釣竿を持ってきた。
そして、俺はその夫婦に...
拾われなかった
はい、作者の死んでみたです。まずは読んでいただき誠に感謝!はじめの作品なので多少のガバは許してもろてえ!
次回は未定ですが、夢で続きが見えたら執筆します!嘘です今から続き描いてきます...