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マダムリーズの帝都レフィーユコレクション  作者: 白百合三咲
プリンセスの階段
92/146

白百合のコサージュ

この話は最終回です。

 平日の夕方リーズのお店の前に一台の馬車が止まる。降りてきたのは洋装の少女が2人。お嬢様学校白菊女学院の生徒だ。制服が洋装化され乙女達は西洋の令嬢のような姿で通学している。

「いらっしゃいませ。薔子様、かすみ様」

出迎えるのはリーズだ。

「マダム、注文したコサージュはできてるかしら?」

「ええ、用意してますわ。薔子様。」

リーズは呼び鈴を鳴らしてサリーを呼ぶ。

「マダム、お呼びでしょうか?」

「お二人のコサージュを持ってきて下さる?」

サリーはウィと答えコサージュを取りに行く。

薔子とかすみは帽子を外す。コサージュは帽子につけてもらうのだ。

「薔子様?!」

リーズは薔子の姿に驚く。長く巻いていた黒髪はばっさり切られていた。

「マダムも驚かれたでしょ。私も最初は何が起きたかと思いましたよ。」





 リーズがデザインした洋装の制服になった後ダンスの授業も始まった。講師は少女歌劇団で娘役をしていた方を蘭子が桜子のつてで探してくれたのだ。

 ダンスの授業初日の事

「泉野さん?何ですか?その格好は?」

新しい制服に身を包んだ乙女達は一斉に薔子に目を向ける。薔子は髪を短く切り軍服姿で現れたのだ。

「家の箪笥から出てきたので着てきました。僕の先祖が女学校時代に着用していたものです。」

「なぜそのような格好をしているかと聞いてるのです。貴女が提案した制服はどうしたのですか?」

「教室で着替えてきました。」

講師の問いに答える薔子。 

「先生、ダンスには王子様が必要です。実際の舞踏会では王子様がリードしてくれます。男役がいた方が体も覚えやすいと思いますよ。少女歌劇の娘役であった貴女なら分かると思います。」

「では貴女がリードしてくれるかしら?」

「はい、かすみおいで。」 

薔子はかすみと組む。





「薔子さんとのダンス魔法みたいでそれから短髪で軍服姿が本物の王子様みたいでした。ダンスはパートナーをしっかり見て踊るようにって教わったので薔子さんと見つめ合ってるだけでもどきどきしました。」

かすみが話す。薔子は鮎子に影響受けて髪を切ったのだ。

「マダム、コサージュお持ちしました。」

「ありがとう。サリー」

白百合のコサージュを二人はさっそく帽子につけてみる。時計塔で白百合の花を翳し合ったが二度と枯れない花がほしくてリーズにコサージュを頼んだのだ。

「かすみ、行こうか。」  

代金を払うと来た時に乗った薔子の家の馬車に乗り込む。



「薔子さん」

かすみは隣の薔子に話しかける。

「どうしたんだ?」

「お願いがあるの。」

「何?」

「あの、私達は今王子様が迎えに来るのを待っている。その日が来るまで薔子さんが王子様の代わりになってもらえないかな?」

「いいよ。というよりもうなってるだろう。」

薔子はかすみの肩を強く抱き寄せる。

薔子とかすみは第2の鮎子と蘭子になるか?

それはまたのお楽しみです。

次回から新しい話始まります。新キャラも登場します。

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