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マダムリーズの帝都レフィーユコレクション  作者: 白百合三咲
プリンセスの階段
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厳格な家庭のお嬢様達

「制服の洋装化のためのパーティーを開きます!!」

「どなたでもご参加できます!!」

学校内で薔子とかすみは大声を出しながらパーティーの招待状を配る。

「あの1枚頂けますか?」

薔子の元に小柄な少女がやって来た。下級生だろうか?まだあどけなさが見える。

「勿論ですわ。」

薔子は招待状を1枚渡す。

「ありがとうございます。」

少女は笑顔でお礼を言って去っていく。

「あら、招待状がなくなってしまったわ。」

薔子は招待状を全て配り終えたのでかすみから貰いに行こうとする。

招待状は生徒の人数分用意した。薔子がお屋敷の女中達に手伝ってもらって作ったのだ。

 かすみは正門の前で招待状を配っていた。

「あの、1枚頂けますか?」

かすみは袴姿の女学生に招待状の入った封筒を渡そうとする。彼女は小笠原優子。5年生で代表委員長をやっている。彼女が味方になってくれれば心強いだろう。

「はい、勿論です。お待ちしております。」

「ありがとう。」

かすみが招待状を渡そうとした時

「きゃっ!!」

誰かがかすみの腕を掴む。

「千草さん、委員長にまでご迷惑をかけて、宜しくなくってよ。」 

「辻村さん。」

かすみが振り返ると麻友子がいた。

「委員長、迷惑かけて申し訳ございません。この娘ちょっと変わった娘で教室でも浮いているんです。だからあまり相手にしなくていいですよ。」

「ちょっと、辻村さん何てこと言うの?」

「辻村さん、私は構わないわ。千草さん、パーティーはどんなことをするのかしら?」

「はい、西洋のドレスでお茶会をするんです。」

かすみは説明を始める。

洋菓子を用意して、オーケストラの演奏でダンス。薔子が用意してくれるのだ。

「委員長のご実家って旧家ですよね?普段から洋装なんてされるのですか?」

「いえ、私は普段は振り袖か袴ばかりで、洋装なんてとんでもないわ。」

裕福な令嬢ばかりとはいえ、お堅い考えの家庭も多い。肌の露出が多いというから娘に洋装をさせないという家も多いのだ。

「ほら、かすみさん、貴女は何も分かってらっしゃらないわ。さすが生まれが生まれね。大体貴女なんかが王子様なんかと結婚できるわけないでしょ。王子様はお姫様としか結婚しなくてよ。どうせ貴女は叔母さんのとこの食堂を継ぐんだから、くだらないことやってないで真面目に家庭科の授業受けたらいかが?」

麻友子の心ない発言にかすみは涙目になる。

「ちょっと泣かないでくださる?これでは私がまるで苛めたみたいじゃないのよ。」


「だってそうじゃない。貴女がかすみのこと苛めてるじゃない。」


薔子が現れた。

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