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マダムリーズの帝都レフィーユコレクション  作者: 白百合三咲
大正カフェガール
43/146

ツインガールズのニューモード

 翌日リリカは仕上げたデザイン画をリーズに提出した。リーズの顔からは笑顔が見える。

「リリカ、なかなか新しい発想だわ。すぐに生地におこしましょう。」

「そのことなのですが」




 週末花が手伝ってる喫茶店に春子がやってきた。

「花ちゃん、私と一緒に来てくださるかしら?」 

「春子さん、どちらへ行かれるのですか?」

「マダムのお店よ。リリカさんがデザインした洋服ができたのよ。外にうちの馬車を待たせてあるわ。」

「わかりました。月子さん、お店お願いしますね。」

「月子さん、貴女にも来てほしいわ。」


馬車はほどなくしてリーズのお店に到着する。

「マダム、お2人を連れてきましたわ。」

「ありがとう。春子様。」


「花ちゃん、月子さん!!」

奥からリリカが現れる。2人はリリカに連れられ、試着室へと向かう。

花はリリカに、月子はサリーに手伝ってもらいながら着替えをすませた。



2人は着替え終わるとリリカに連れられ店頭へ戻る。

店頭にはリーズと春子が待っていた。

「あら、2人なんだかそっくりね。」

花と月子は丸襟のブラウスに黒のジャンパースカートを履いている。スカート丈は膝丈で裾には可愛らしくフリルがついている。ブラウスの色は花がピンク、月子が淡いブルーだ。

「こちら姉妹コーディネートです。」

「リリカさんが考えたの?」

「はい、花ちゃんから教えてもらいました。女学校ではお姉様と妹はお揃いの髪型や髪飾りが仲良しの証拠であると。」

花と月子は髪を1つに縛りカチューシャで纏めている。

「そして靴はトレイを持っても動けるようにハイヒールではなくバレエシューズにしてみました。」

カチューシャと靴の色は花がブルー、月子がピンクとブラウスの色と対峙している。

「そうね、せっかくなので今日はお2人にお茶を入れてもらおうかしら?」

「ウィ、マダム」


リーズの提案でお茶会が始まった。

花と月子は5人分の紅茶を2人で運ぶ。

「マダム、今日はいつもの逆ですね。」

「そうね。」

「花ちゃん、着心地はどうかしら?」

「お姉様、快適です。スカート丈も短いから歩きやすいですし、靴も履いていても痛くないです。」  

「良かったわ。」




 数日後リリカは自分かデザインしたピンクのブラウスで店頭に立っていた。緑のジャンパースカートと重ね着して。スカート丈は花や月子の物と違ってロング丈のクリノリンスタイルでフリルも盛ってあるが。

「すみません。」

ドレス姿の令嬢がリリカに声をかける。

「そのブラウス可愛いですね。先ほど銀座の喫茶店でウェイトレスの女性が着ていたの見かけたのです。前までは和装にエプロンだったのに。このお店で作ってるって聞いて見に来たんです。」


(花ちゃんだわ。お洋服、好評のようだわ。)

「ええ、それ私がデザインしたの。店内にも置いてあるわ。宜しければ見てらして。」


リリカは令嬢を案内する。

今作のテーマは当時女学生の間て流行った「エス」 

髪型やブローチお揃いにする当時のお姉様と妹の姿は現代友達同士でやる双子コーデの原型になったとも言われております。

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