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マダムリーズの帝都レフィーユコレクション  作者: 白百合三咲
大正カフェガール
40/146

銀ブラ姉妹

 次の日曜日花はリーズのお店に来ていた。リリカがデザインしたドレスが完成したのた。

「さあこちらよ。」

花は白地にピンクの花柄のドレスで現れる。靴は赤いハイヒールで髪は2つに結んでいる。。花は姿見の前で自分の姿を見る。

「こんな素敵なドレス初めてだわ。」

「さあ花様、こちらも。」

サリーが花にハンドバッグを手渡す。白いビジューがちりばめられている小さなバッグだ。これもリーズのお店で売っているものだ。

「こちらうちの商品です。どうぞ使って下さい。」

「ありがとう。」


リリカも奥から現れる。今日のリリカは緑色でパニエを入れたワンピースに髪を上げて一纏めにした上品な装いだ。

「今日1日宜しくね。」

「はいお姉様。」





花がリリカを連れて向かったのは銀座である。

「一度してみたかったんです。銀ブラ」

「銀ブラって何かしら?」

「銀座をブラブラと散策することを略して銀ブラって

言うんです。」


今日のコースは花が考えてきたのだ。

まず2人が向かったのは美容室。ここは花の行き付けなのだ。

「いらっしゃいませ」

花とリリカが入ると担当の美容師が迎えてくれる。2人は席に案内される。

「本日はどのように致しますか?」

「実は」

花は美容師に耳元で囁き写真を渡す。少女歌劇の娘役の写真である。

「お願いできるかしら?」

「かしこましました。」


花とリリカのセットが終わると美容師は鏡を持ってくる。2人の髪はおれされ縦に巻かれている。

「まあ私と花さんお揃いね。」 

「ええ、だってお姉様ですもの。」

花は以前お姉様と髪型をお揃いにして通学していた。色違いのお花のブローチを揃え胸元に飾ったりもしていた。

「じゃあ花さんはお姉様ともこの髪型を?」

「いえ、お姉様とは三つあみでした。でも同じ赤いリボンを結んだりもしたんです。」

「ではリボンも買いにいかなくてはいけませんね。」



美容室を出ると今度は高島屋へと向かった。リリカもよく遊びに行くところだ。

2人は3階にある婦人用のアクセサリー売り場へと向かった。

そこには簪などの和装に合わせる髪飾りからリボンにカチューシャと言った洋装用の物まで並んでいた。

2人は洋装用の売り場に行き鏡を見ながら合わせて見る。

「これ可愛いわ。」

花が見つけたのはリボンのついたカチューシャだった。色は何色も用意されている。

花はそこからピンク色の物を選んだ。

「花さん可愛らしいわ。でもこちらもどうかしら?」

リリカが勧めてきたのは淡い水色のカチューシャだ。

花は鏡の前でつけてみる。

先ほどのピンクと比べてエレガントで落ち付いた印象になった。

「色が変わるだけでこんなにも雰囲気が変わるのね。」

「花さん、そちら付けてもいいかしら?」

花は先ほど試着したピンクのカチューシャをリリカに渡す。

鏡に映る緑のワンピースにピンクのカチューシャ姿のリリカは草原に現れた可憐な花の精のようだった。

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