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ずっと仲良く一緒に居ようね。

作者: 七瀬






僕の夢は、【自分の家族を作る事だ!】

愛する奥さんと、子供たち。



ずっとずっと、僕は奥さんだけを愛していくし

ずっと、おじいちゃんおばあちゃんになっても手を繋いで

いられるような仲睦まじい夫婦でいたいと。

勿論! それは、僕の理想でしかないけど、、、。

それでも、僕はそんな夫婦でいたいと強く想い続けているんだ。




・・・ただ、今のところ相手がいない。

そんな理想の女性ひとが僕の前に現れる日が来るのだろうか。

待っていても、始まらない!

僕が動いて、相手の女性ひとを探さなくてはいけない!

そうだ! 行動あるのみだ!





 *




そうやって、あれから5年が経った。

それでも、未だ相手の女性ひとは現れない。

必死になって相手の女性ひとを捜し求めたが何処にもいない。

今では、そんな女性ひとが世界中の何処にもいないんじゃない

かと思うようになった。

存在しない女性ひとを僕はずっと探し求めてるんじゃないかと。

諦めかけていた時に、僕は“運命の女性”と出逢う。





彼女は、以前僕が働いていた職場のアイルバイトの女の子で。

当時、僕はそこの会社の社員だった。

彼女の事は、顔と名前は知っていたのだけど、、、。

まともに話した事はない。

挨拶程度は、していたのかもしれないけどそれ以上の会話をした

憶えはなかった。

お互い、仲良くなろうとまでは思っていなかったのだろう。

興味もなく、“僕も彼女の事を、女性として見ていなかった”

それに? 僕はその当時、職場に好きな女性もいたからだ。

僕の好きな女性は、綺麗な女性ひとだった。





・・・でも?

結局、彼女は僕の同僚の男性と付き合っていて直ぐに結婚した。

僕の同僚からも、僕にこっそりと彼女と付き合っている事や結婚

をする事まで、他の人より少し先に聞かされていたからだ。

僕は、それを同僚の男性から聞いて、ショックだったのと。

勝手な僕の片想いからはじまり失恋した事に気づく。

僕は数日、有給休暇を使い家に閉じこもって泣くだけ泣いた。

どんなに相手の女性ひとを僕が好きでも、相手の女性には

伝わらない時がある。

決して! 想いが一緒だとは限らないと知った。

僕は、【恋愛】の難しさに直面する。

それでも、僕は諦めきれずにずっと理想の女性ひとを探し続けた。





そして! 今、ようやく彼女を見つけた。

随分、大人になった彼女を見て! 僕は心惹かれた。

あの頃は、まだ幼く恋愛対象ではなかった彼女が、、、。

今では、僕の理想の女性ひとになっている。

彼女と再会したのは? あの会社の同僚が男3人で飲んでいる時に

女の子を呼ぼうという事になり、同僚の一人が呼んだのが彼女だった。

彼女以外に、もう一人彼女の友達の女の子も連れてきていた。

僕は、焦る心を落ち着かせながら彼女と話をする。




『・・・随分と久しぶりだね? 僕の事、憶えてる?』

『えぇ!? ひょっとして、木戸さんですか?』

『そうそう! 伊藤さん、凄くキレイになったね!』

『また~誰にでもそんな事、言ってるんでしょ~』

『いやいや? 僕は、そういうタイプの人間じゃないよ。』

『・・・そうですね。』

『うん。』





その飲み会は、大成功だった!

凄く彼女との会話も盛り上がったし、彼女とLINE交換もした。

そこから、僕と彼女は急速に仲良くなったんだ。

いつの間にか? 僕と彼女は付き合っていて。

彼女は、【僕の理想の女性】だったと気づいた。

そこからの展開は早く、あっという間に僕と彼女は結婚して。

ふたりの間に、男の子がデキたばかりだ。

だけど? 僕は子供がデキても彼女とは“恋人同士”のような関係を

ずっと続けていきたいとそう願っている。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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