第8話「ラスト一万円の結果はなんと……」
俺は本日最終のガチャになるだろう一万円札を握りしめてガチャの機械に恐る恐る一万円札を入れた。
そしてガチャを廻す。
そして今度はガチャの機械自体が虹色に点滅して凄い音が鳴る。
ファンファーレと共にパンパカパーンと音が出てラッパの音とかも鳴り響いて賑やかだった。
そしてカプセルが今度は虹色のカプセルなのだ。
俺は意を決して開封すると……UR!!!UR!!!
ウルトラレア? アルティメットレア? なのか??
とまあついに出ましたよ。
内容は『魔法カード 木属性(真醒級)』と出た。
ついについに魔法カードが出たぞ。
俺は迷うことなく使った。
そして木属性の魔法がたぶんだが習得できたと思う。
それでこの後はどうする? 俺は魔法の使い方がわからないが……
もしかしなくても自分で魔法を使うには自分で魔法を覚えるしかないのか?
そういうことなのか……まあこういう魔法って想像が大事らしいからな。
俺は庭に出て木属性らしき魔法を考える。
そうだな木属性だけに植物の成長を早めたり逆に遅くすることとかできるかもしれない。
俺は庭にある柿の木に試しにそういうことを念じて想像してみる。
すると柿の木がテープの早回しでも見ているかの如くあっという間に柿が現れた。
こんなことがあるのかと俺は驚いた。
魔力を感じることは少しできたと思ったがあっさりできたことに少しだけ感動した。
俺は柿を齧りながら次の魔法を考えていた。
例えば木の元だった紙を木に戻してあげること……時間逆転に物質変換も入ってるが出来そうだなと感じた。
そしてノートを破って念じる。
木に戻れ木に戻れと……するとあっさりと紙が木に戻ったというか変化した。
太い大きな木が現れてしまった。
こんなの母さんとかお爺ちゃんにどう説明すればいいんだ……
俺は元に戻せないかともう一度やったら今度もあっさり元のノートの切れ端になった。
よかった……ついでに柿の木も元に戻しておく柿は回収しておくけどな。
そして俺はとりあえず今日は魔法の練習はこんなところにして晩御飯を食べて風呂入って歯磨きして寝た。
さあ明日はもっと人気のないところで練習するか魔法の練習をな!!
枕を貪るように寝てしまった。夢は楽しい感じの夢だったと覚えている。