第73話「ダンジョンにて生意気JKと真面目系JCと攻略していたら街で火種が勃発」
第二中級ダンジョンのほうでライカと楓花とモンスターを狩っていたら、近くの街で探索者が暴走しているとか。
通称モンスター探索者だ。自身の体がモンスター化している現象が起きている。
そういう奴らがその力を使い大暴れしているとか。
だがそこで取り締まる奴らもいる。
最近だと謎のヒーローとか魔法少女とか出てきている始末。
魔法少女ミントとピザ男とかいうデブのヒーローが活躍している。
魔法少女ミントはともかくピザ男って酷い名前だな。
ピザでも食ってろデブみたいな格言があるけど見た目が確かにピザだった。
なお顔にはマスクをしていて素顔は隠していた。
ゾウのマスクを被っている。
「悪い暴れる奴らは許さないんだな……こい化け物め!!」
「ちょっとピザ男さん……?」
「はいミントちゃんなんですかな……ぐふふ」
「あなたの風貌が性犯罪者一歩手前なのはどういうことですか?」
「どういうことなんだな……これのどこが悪いんだな?」
「だってあなたぴちぴちの全身タイツにゾウのマスクに股間が…………これ以上乙女に言わせる気なのかよ!! このセクハラデブ野郎が!!」
「ミントちゃんが……キレたあの優しそうなミントちゃんが……」
流石にミントの奴も切れるようだ。とか本当のところはどうでもいい。暴れているあの悪魔のような風貌の男? というか元人間がやばそうだ。
俺は悪魔のような風貌の男を見据えてどう倒すかを練っていた。
魔法少女ミントはともかくピザ男は微妙な能力だな……
なんせ肥満化という能力でどんどん太っていくという能力と風船化という体を風船のように軽くする能力しか持ってないからな。
いや風船化はまだ使えるんだが……でもなぁ……
俺はあまりにも不憫だったのでピザ男のステータスにスキルを追加してやった。
俺が新たに覚えたスキル【改悪】、【改造】、【変造】の三つのスキルだ。
改悪は相手のスキルを改悪する。性能の低いものに改悪するのだ。無害なものににしたりと使える。改造はまさにスキルを改造するのでかなり使える。変造はそのままで別の物に作り替えるというものだ。
ピザ男がたまたま持っていたスキル【油ギトギト】とかいうよくわからんスキルを【油爆芯】というスキルに改造した。
これで油の力で物凄い加速を得ることができるぞ。
たぶんなんとなく使い方を知ることができると思えるけど一応教えておくか。
「よっピザ男さんよ油爆芯って思いこめばめっちゃ加速できるぞ」
「なんなんだな君は…………うっ? 確かに何か凄く加速できるような気が…………ありがとうなのだ」
くすくす……今見えましたのです……光の粒子のようなものがあの若者からあのデブに伸びるのを……
わたくしは特別な目をもっているんだよ……若造が…………
ミントは天魔眼という特別な目を持っていた。それは力の噴流が見えるようなもので魔力的繋がりとかそういうのもすべて見える。
あの若者がデブの野郎に仕掛けて技能を変革させたようですね……やりますね少年……私のほうが若いですけどお姉さん頑張っちゃうから。
「お兄さん~~? こいつは私がやっちゃうから協力しましょう? 探索者でしょう?」
「そうだけど俺は一人でやるつもりだぜ」
「あの~~拙者もいるんですが……」
「デブは黙ってようか?」
魔法少女ミントのピザ男を見る目が尋常じゃないほどに恐ろしかった。あまりにも侮辱した眼だった。こいつ……いくらそいつがデブとはいえ……可哀そうだろ。
俺はミントを諭す。
「別にそこまで侮蔑しなくてもいいだろ……」
「あら? そんな風に見えちゃったかな? 私はそこまで困った娘じゃないよ?」
「いたっテンキ……あんたはミントじゃない」
「はっ? ライカなんであんたがここにいるんのよ……私より売れている探索者ヒロインなんて認めんからね」
「どっちかというとヒーローなんだけどね……でもまあ女だからヒロインか……何か違和感が……それよりテンキどうして……」
そうライカが言った瞬間に悪魔のような男から黒い針のようなものが飛んできた。
俺は空中で受け止める。
そのまま投げ返す。
反射された。
さらに俺は小さな剣を作り出して投げ飛ばす。
悪魔男は跳んでビルまで飛んだ。
ビルから高速で無数の針を飛ばしてきた。反射的に避ける。ピザ男はぜい肉でダメージを受けてない。
便利な体だなと少しだけ関心するが悪魔の風貌のとこが喋る。
「糞喰らえ……こんな世界なんてホロビヨ!!」
口を開いてなんだがまさに破壊光線ってみたいな暗黒の光の光線発射してきた。
俺は右手と左手に坊と守と鉄と神の字を押し固める。
そして楓のスライムガードを最大にして手に纏わりついてもらう。
そのまま防いだ。
俺の反撃がここから始まる。そんな予感がする。
天の器はこの程度では負けない!




