第6話「ガチャを廻すのにはガチャで稼げばいいんだよ」
本日、8月4日土曜日。俺は休みだ。
普通に完全週休二日制で土曜日は休みだ。
シフト制で土曜日と日曜日はもう一人のメンバー藍資屋愛紗ちゃんという高卒のアルバイト19歳の女の子と二人で入っている。
愛紗ちゃんは土日月火水のシフト。
俺は月火水木金のシフト。
木金はさらに大学生のアルバイト味噌谷瞬平君20歳が入っている。
瞬平君は月と火曜日も入ってくれるのでと言っても時間は短いが。
昼からの3時から7時までとかバラバラらしい。
だから俺と鉢合わせてもそこまで話しない。
一応彼より十か月ほど先輩だがそれでもまあ若い子は覚えるのが早い。
愛紗ちゃんも俺より半年遅く入ったのでまあ俺のほうが先輩なのだが、まあそんなことはいいだろ。
本日土曜日の休日。俺はガチャを廻すためにはガチャで稼げばいいということに気付く。
なので例の古本屋に行く。
そして本日発売日のファーストガチャくじを引くことにした。
特賞とか1等賞とか2等賞はフィギュアだ。
しかも市場価格というか転売価格だと一つ1万円ぐらいになるたぶん。
俺は1回800円のガチャくじを5回引いた。
そしてまずは1等を当てる。
そしてもう2回引く。
特賞を当てた。
そして1回引く。
そして2等を当てた。
計8回でフィギュアを3個当てた。
つまり6400円使って約3万円。
2万3600円のプラスか……まあいいほうだな。
俺はメルメルとかのアプリで売っても良かったが、めんどくさいのでその場で査定してもらって2万8千円ほどゲットする。
若干安かったがままいいかガチャを廻せるんだそれでいい。
そして帰りに宝くじ売り場でスクラッチを3枚買うと……3枚とも当たりだった。
千円、3千円、5千円が当たった。
9千円のプラスだからまあいいか。
もちろん慈愛の指輪を装備しているので運が上がっている。
俺はこの指輪のおかげだなとつくづく思うのだった。
約3万円ほどのプラスで俺は帰路に就いた。
さあガチャの時間だ! 俺は今回は1万円のガチャを廻すことに決めた。
確実にその存在はあることは昨日の5千円を2枚入れたときに判明しているからな。
俺は急いで帰った。
なお端数の両替はコンビニでつっこんで万札3枚下したようです。