表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/25

衝撃をうけました。

設定や構成をメモしていたデータが消えてしまい、更新する気力を無くしていたのですが……。

再開を求めるお声を頂きましたので、何とか1話書きました。


もう一度構成を練り直し、最後まで書けるように努力いたします。

応援していただけると幸いですm(_ _)m

「ガーネット! クリス・ガーネットは居るか?!」



 バン! と勢いよく扉を開け、部屋の中へと押し入る男。

 調薬部の視察に向かうと宣言してから30分後の出来事だ、見た目に反してフットワークの軽い男である。

 その言の通り、調薬室に入るや否や責任者である女性の名前を叫ぶ。



「か、会長?!」

「む? 貴様は、確か……」



 調薬室は……壁に沿って長机が並べられただけの簡易な物で有るが、その机の上には様々な器具が並べられている。

 その中の内”調薬部長”専用の席から立ち上がった”男”が、慌てて会長の方へと向き直った。



「は、初めまして! 先日調薬部に配属となった、カイン・リストです!」



 会長は、顔を覚えてもいないくせにさも見覚えのある素振りを見せた。

 が、新人の男が自己紹介を始めた事によりその目論見も潰える。



「ゴホンっ……何故に、新人の君がその席にいるのかね」



 やや気不味くなり、逆に冷静さを取り戻した会長。

 咳払いを一つし、嗜めるような視線で新人を睨めつける。



「は! は、その……ガーネットさんに『この席で作業する様に』と、あの……そう申しつけられまして……」



 会長の視線に身を固くし、しどろもどろに答える新人。

 組織のトップに強く追及されて気負わずにいられる程、新人の心は強く無かったのだ。


 しかし、その隣にいた小柄な女性はなんの気負いも無く。



「かいちょ〜、クリスさんならさっき『気晴らしに行く』って出ていきましたよ〜」



 自らの上司を売った。



「ヒ、ヒミカさん! それ、ガーネットさんが黙っとけって……「どう言う事だ!!?」ひっ!」



 慌てて新人が”しー!”とジェスチャーを送るが、小柄な女性はどこ吹く風。

 その告げ口は、再度会長の逆鱗を刺激した。



「いや、あの……」

「おい! 貴様、リスト! 今すぐガーネットを呼び戻してこい!」

「は、はい!」



 どうにか誤魔化そうと努力するも、会長の鶴の一声で調薬を中断しクリスを探しに行く羽目になったのであった。



「……まったく、ガーネットには毎度手を焼かされる」



 新人が出ていく所を見送り、ポツリとそう呟く会長。


 そう、実はクリスがこのように行方をくらますのは毎度の事なのだ。

 調薬部長と言う役職柄、彼女の業務内容の一つに”新薬の開発”と言うものがある。

 これは”既存の回復薬ポーションの改良”と並び、クリス程に腕の良い人物にしか任せられない仕事。


 その業務中、少しでも煮詰まって来ると『インスピレーションが〜』とか言って調薬室を抜け出すのだ。

 実際に、外に出て何かしらの刺激を受けて来るのか……その後の作業は素晴らしく円滑に進むから良いものの。

 しかし今回ばかりはタイミングが悪い、レシピが外部に漏れていないかの調査に来ているのだ。

 そのように頻繁に外へと出歩いていては、容疑者として筆頭に躍り出ても仕方ないのだ。



「まぁ、あの”研究バカ”に限ってそう言う事は無いだろうが」



 少し考えて、普段のクリスの様子を思い出しそう断ずる会長。


 しかし、居ない者からは話を聞けない。

 やはり手が焼ける……そう、呟き大きくため息を吐く会長であった。



――――――――――



 時を同じくして、専属受付嬢のアンナにつれられ食事処へと赴いたギンジ。

 組合ギルドから徒歩5分という、圧倒的近距離を”案内”してもらった。



「ギンジさん! ここです!」

「……うん?」



 そう言って案内された食事処、看板を見ると『肉の園』と書かれていてギンジは首を傾げた。



「どうしました?」

「あ、いや。何か、想像してたのと違うと言うか」



 肉の園と言う名前から察するに、ここは肉料理メインの店なのだろう。

 女性に誘われて来るには、いささか毛色が違って見える。


 ギンジとしては、肉も好きなので問題は無いのだが。



「ここのパンケーキが、とっても美味しいんですよ!」

「肉の園なのに?!」



 想像を更に越えて来るアンナ、ギンジは柄にもなく大声でツッコミを入れてしまった。



「女の子に人気のお店です!」

「だったらもう少し名前を……いや、いい」



 ここで文句を言っても仕方無い、取り敢えず不満は飲み込んで店へと入った。



「いらっしゃい!」



 と、元気よく迎えてくれる店員の声。

 中に入って見渡すと、確かに女性の客も多くアンナの言う通り人気のあるお店なのだろう。


 しかし、その中で一際目を引く”者”が。



「いらっしゃい! ご注文は?」



 と笑顔で問いかけてくる男性店員、その者は”歴戦の”が頭につくほど戦士然とした……ムキムキの肉体を持ち、海パン一丁で接客していた。



「私パンケーキセット! ギンジさんは……取り敢えず、私のオススメでいい?」

「あ、ああ……」



 その店員を前に、少しも戸惑わず注文をするアンナ。

 ギンジはなにか、自分がおかしいのかと錯覚し始めてくる。



「ア、アンナ……この店って”女子に”人気の店なんだよな?」

「ん? そうだけど」



 その言葉を聞き、本気で混乱し始めるギンジ。



「お待ちどう!」

「あ、どうも……っ」



 パニックになっていると、いつの間にか料理が運ばれてきた。

 先ほどとは違う店員であったが、装いが全く同じでギンジは固まった。



「頂きまーす!」

「……はっ! ……頂きます」



 アンナの声で再起動したギンジは、手を合わせて料理を食べ始めた。

 味はとても美味しい……そう思うのだが、なんだか集中して味わえない。



「お冷お注ぎしまーす!」



 と、また同じ装いの違う店員。

 ここで、ギンジははっと気付く。


 (筋)肉の園だ、ここ……と。


 なぜ女の子に人気があるかの理由は分からないが、名前の謎が一つ解けてスッキリした。



 あのようなゴツい店員だらけで、美味しいパンケーキを出すお店……まさか落差ギャップにやられるのか? などと、美味しそうにパンケーキを頬張るアンナを見つめるギンジであった。

しばらくは構成を練りながらの執筆となりますので、話しが冗長になったり矛盾点などがあるかもしれません。

そんな時は、ぜひともご指摘頂けると幸いですm(_ _)m


↓評価も頂けると、なお幸いです(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ