炎の章プロローグ
プロローグです。
先ずは、千里達の世界に
火は人をより良くもしたし、火は人に害を成すもの。火は人により使い方が違う。相手を傷つける為、炎の揺らめきに心が穏やかになったり。集中力を高めたり、色々な事がある。火の章では主人公の他に、二人の仲間が旅の途中で旅に加わる。旅の目的は主人公の初めての友は何も言わず行方を眩ませてしまう。仲間でも無いと言わんばかりに目の前から去っていってしまう。その友を探し出す旅。旅の途中に困難が三回起こります。主人公が紆余曲折ありながらも、友の事を探し当てた後、どの様な結末が待っているのでありましょうか。先ず、主人公と友の話を少ししましょう。
五百扇千里と結城紫乃助は大の仲良しだった。二人は境遇が少しだけ時がずれてはいるが似ていた。
千里の父と母は、千里を残し、この世を去ってしまう。一方で紫乃助も、八歳の時に両親、共に殺されてしまい、一人になってしまう。この二人は、穂村の国の児童保護機関で出会った。二人は、将来の夢を語った仲。千里は、穂村の国の事を考えて、穂村の国の警務隊に入りたいと願っていた。紫乃助は穂村の国の事を心の深い部分に疑念をひた隠しにしていた、自分の、両親はなぜ殺されなければならなかったのか。そして、友の両親の事も同じ境遇だからこそ切磋琢磨して行きたいと思う反面、いつか、穂村の国から出て自分の国を造りたいと思っていた。そんな中、二人の力によって業鹿の国、華炎の国の双方の、権力闘争が起きる。その事で双方の国民がそれぞれ助けを穂村の国、烈火の国に求めた。烈火の国は黙認していた。その程度、自分たちでどうにかしろと言わんばかりに。穂村の国は、この二つの国を助ければ、領地が広がり、烈火の国を脅かせるのではと軍上層部は考えて、二つの国の争いに介入した。その後、二年間は平和調停を結び二つの国での争い事は少なくなった。二年後のある日に風の噂で両親の殺害に関与した者が紅桜山を超えた先の集落の先の先に大きな川、紅葉川が流れている。紅葉山と言う活火山があり、何百年も前に、噴火してその噴火の後に水が流れ込み紅葉川となった。その先に烈花の国がある。穂村の国、烈花の国、華炎の国、業鹿の国の四つの国は今の所平穏を偽っているが、華炎の国と業鹿の国が手を組み、まず手始めに、烈花の国と戦争を起こそうとしていた。そんな中、紫乃助が耳した噂を探りに千里に「自分を追うな」と書き残し出ていってしまう。児童保護機関で四年間過ごし、千里は警務隊の一員に、紫乃助は、警務隊では無いが自分の身は自分で守る為の力を手に入れてその力が十分過ぎる位になった後に、何も言わずに出て行ってしまった。これから千里
に降り掛かる試練とは一体何なのか。
今後の投稿は不定期になりますのであしからず