読者様感謝企画 ~Samonさん編~
「なあなあ、いいこと思い付いたんだが聞いてくれるか?」
「嫌だな」
この悪友、ことあるごとに自作のギャグを話してくるのだ。面白いのならまだ救いはあるんだが、何しろ面白くないから救いはない。
「じゃあいくぞ? 戦に行くさ!」
「全く人の話を聞いてはおらんではないか! しかも、全く面白くないだが、僕の貴重な時間を潰した責任をどう取るんだ?」
そんなに面白くないかな、と肩を落とす悪友。普段は何も感じないのだが、今日ばかりは何故か可哀想に思えた。
軽く逡巡し、彼の肩を叩く。
「刀で斬られてもしかたないぐらいの面白さだな」
悪友はキョトンとし、数秒考えてこう呟いた。
お前も大概面白くないな、と。
え、つまらなかった?
ですよね~(笑)