改革
1875年10月ストックホルム宮殿
「ジューコフよ、儂は改革をするぞ。儂が言うことは勅令と思え。」
「はっ。」(とうとう陛下が改革をなさるぞ。)
「まず一つ、貴族制を廃止する。廃止する代わりに華族制を導入する。
次に全国に王立陸海軍学校を造ることこれにより今までの貴族達が兵を出すことも無く我が国は直ぐに兵を集めれる。次に憲法を施行し我が国は絶対王制から立憲君主制に移行する。」
「しかし、いきなりすると貴族達が反発し国が分裂し最悪内戦になるのでは」
「ジューコフよ、確かにお主の言うとうりだが、各国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本は立憲君主制にしている。しかも、開国して僅な日本が出来ている。我が国も古い体質から脱却せねばならんのじゃ、わかってくれ。」
「はっ、このジューコフ、陛下の考えを知らず申し訳ありません。」
「わかってくてよかった。ジューコフよ儂と一緒に改革をしようぞ。」
「はっ、このジューコフ死ぬまで陛下と共にします。」
こうしてスウェーデン王国は改革へと道を進めた。
1875年12月ストックホルム宮殿広場
に1000人を越える記者達が集まったその理由は王室から重大なる発表が有ると集められた。記者の中には各国の記者達が集まった。
午後一時
「まだかなぁ、王室から重大なる発表が有ると聞いたがまだ始まらないのか」
「そうだな、本社からは絶対にミスるなと言うわれたからな。」
コンコン
「おお、やっと始まるのか。誰だろうな側近な」
「記者の皆様、大変ながらお待たせしました。質問等あれば受けますが。」
「ハイ、私はニューヨークタイムズ社より来ました。マイケルです。この度の発表は誰がするのですか?」
「ハイ、王室に伺ったところ現国王が発表すると聞いています。」
オオ、会場にどよめきが広がった。
普通は報道官が発表するからだ。
「ハイ、イギリスから来ました。チャーチルです内容は分かりますか。」
「大変ながら内容については王室から内容等は控えるようにと。」
「そうです」
ガチャ
「失礼、どうした。なになに、ブツブツブツ、そうかわかった。」
「どうしましたか?」
「ええ、間もなく陛下が到着しますので記者方は写真等は控えるようにと。」
「「わかりました」」
ガチャ
「ええ、記者諸君には大変待たしてしまった。済まない、この度スウェーデン王国国王グスタフ5世だ。
我が国の取り巻く環境は大変厳しさを増した。我が国の外交は長年、永世中立政策を推し進めたが、私はこの永世中立政策を破棄し我が国は各国と協力し我が国が繁栄することをここに宣言する。従って私はこの政策を成功するために各国が行っている立憲君主制へと移行する。その為、貴族制の廃止、
憲法を制定する。以上」
パチパチパチパチ
この発表は全世界を震撼させるほどの物だった。特に、ロシア帝国はこの発表を聞きスウェーデン王国に抗議したほどだ。
1875年12月
「儂はジューコフを首相に任命する。そして、組閣を命じる。」
「はっ、陛下の為、このスウェーデン王国の為頑張ります。」
こうしてスウェーデン王国初の内閣は以下の通りだ
1875年~1889年まで続いた
初代首相ジューコフ・アードルフ
初代陸軍大臣アルビン・ボリス
初代海軍大臣ビョルン・カール
初代軍需大臣フラン・エーリク
初代国防大臣バード・アーネ
初代文部大臣アンセメル・ブルーノ
初代科学大臣オリアン・ビョルネ
初代外務大臣アンドレアン・バース
初代国土交通大臣アンドレセン・ボー
初代司法大臣オーバリ・アーベリ
初代内務大臣アグレリ・ベンノ
初代総務大臣バーリリン・ヨーラン
初代経済産業大臣ボールク・イリス
初代情報大臣ブローラン・ハッセ
初代宣伝大臣エドバリ・イェスタ
初代財務大臣ダニエルソン・ヘルゲ