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そして、お前の望む子供ができるなら、言うことはない。
心の傷がいえない君を抱いたとしても、俺の心の傷は広がるばかり。
別れを共に言い出せない俺等は、それぞれ似た者同士で、生意気なんだ。
臆病は大概にしておけばいいのに、それはそれで収まらない。
それが俺で、それが君だから、問題ないけど。
愛してるが言えないままで、別れるなんて。
悲しい事は悲しいし、寂しい事は寂しいと感じている。
それはお互い同じで、それがまた何とも言えない味を出している。
共に過ごしたあの時が、今は何故か懐かしく感じてしまう。
忘れたくないよ、君という存在を。
忘れようとしないよ、俺という存在は。