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Vtuberの姉が配信切り忘れた結果、失恋弟としてトレンド入りした僕もVtuberになることになった  作者: 夜空 叶ト


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第35話 問題解決の糸口

「じゃあ、私から。とりあえず、噂を流した犯人はやっぱり理沙ちゃんで間違いなさそう。みんな理沙ちゃんから聞いたって言ってたし。メッセージも見せてもらったから間違いないと思う」


「俺も同じようなことが分かったな。まあ、最初から予想はできてたんだが動機がいまいちわからん。藤波さんは何かわかったか?」


「う~ん、私もこれが動機だ! っていうような確実な奴じゃないんだけどね。ある程度の予想ならできるかな。それでもいい?」


「もちろん。どんなことでも知りたいから教えてくれると助かる」


 今までほとんど何もわからなかった状況から今日一日で犯人まで絞り込めたんだ。

 後はある程度決定的な証拠を集めてから、それを広めて噂を払拭させればいい


 こんなしょうもない事で学校でに居心地がずっと悪いままなんて溜まったもんじゃない。

 とっとと解決させて、夏休みの配信活動をするのに憂いが無いようにして置きたいな。正直こんなに学校中に広まるだなんて思ってもいなかったけど。

 それだけ広めようとしてるのか、それとも協力者がいるのか。


「えっとね、嫌がらせとかじゃない? もしくは自分が振ったけど、自分の事を悪く見せたくないから仕方なく振ったみたいなスタンスで行きたいんじゃないかな……と私は思ったかな」


「女子ってわざわざそんなことをするもんなのか? 正直そんな労力をかけるくらいなら別のことに労力をかけたほうが賢明じゃないのか?」


「それが正論なんだろうけどねぇ~女子って簡単な正論だけで動くような人たちじゃないのが難しいところだよね」


 そう言う話は莉乃姉さんから少しだけ聞いたことがある。

 女子の虐めは陰湿だから、あんまり巻き込まれない方にしたほうがいいとか。

 莉乃姉さんはめちゃくちゃ可愛いから嫉妬とかのそんな感じのやっかみを買いやすかったんだと思う。


「じゃあ、こんな馬鹿げた噂を流したのは自己保身と僕に対する嫌がらせって事なの?」


「まあ、多分ね。私は理沙ちゃんじゃないから、あの子が何を考えてるかまではわからないけど」


「じゃあ、どうするのが正解なんだ? 天雲が悪くないのはわかってるが、世間ってのは正しいことが好きじゃない。みんなが求めてるのは面白い事だ。面白ければ例えそれが間違っていたとしても人はそれを信じたがる」


 小田の言う通り、世間は正しいか正しくないかなんてどうだっていい。

 面白ければそれを信じるし、面白くないことは信じない。

 芸能人のスキャンダルがいい例だろう。

 内容がどうであれ、どれだけ信憑性が無かったとしても面白いから信じたがるし、メディアはこぞって取り上げる。

 つまりは、理沙の流した僕がストーカーだとかそんな信憑性はないけど面白い噂を覆すだけの何かを提示しないといけないわけだ。


「噂を払拭するなら別の面白い噂を流せばいいんじゃないの? そうすれば、みんなは新しい噂に食いつくはずじゃない?」


「確かに。でも、一体どんな噂を流せばいいの? というか、今更僕が理沙に関する噂を流してもみんな信じないんじゃないのかな?」


 後手に回っている時点で今更噂を流してもみんなは信用するんだろうか?

 いくら、面白い噂が好きと言っても一ミリも信憑性のない事は信じないだろう。

 火のないところに煙は立たないんだ。

 多少、小さくても火種がないとそれは戯言としか認識されない。


「だから、信憑性のある話を持っていけばいいんだよ。例えばメッセージがあるとか、音声があるとかね」


「でもそれ難しくないか? こんな噂をわざわざ校内で流してるんだから、それと相反するような発言をしたり、そう言ったメッセージを送ったりするのか?」


「それはわかんないね。でも、理沙ちゃんは完全に油断してると思う。だって、クラス中どころか学校中が天雲くんをストーカーとして認識してて理沙ちゃんは被害者」


「つまりは、優勢であるがゆえに慢心してるってことか?」


「そうそう。で、油断してる人は口が軽くなったり行動が単純になったりしやすいから。そう言う発言を引き出して広めれば」


「信憑性のある噂が流せるってわけだね」


 理沙は確かに調子に乗るタイプだった。

 良い事があれば凄く機嫌がよくなったり口が軽くなったりしてたし、悪い事があったら目に見えて不機嫌になる。

 そんな感じで、あいつはわかりやすい。

 藤波さんの言う通り、今の完全に油断してる理沙なら簡単に不味い発言をしてくれる気がする。


「そう! 私もそう言うメッセージとかがないか調べてみるけど、期待はしないでね」


「俺も自分の知り合いに当たってみる。けど、あんまり期待はすんなよ」


「ありがとう二人とも。この問題解決の糸口が見つかっただけでもありがたいよ」


 二人のおかげで僕がこの先どういった風に動けばいいのかわかった気がする。

 もう少しで夏休み。

 休みが始まるまでにはこの問題を解決しよう。

 僕はそう決めて理沙にメッセージを送るのだった。

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