第28話 コラボ内容考えなくちゃ
聖奈に収益化記念配信が大成功したことを伝えて、イラストを描いてくれたことへのお礼を告げてから夕飯を作ってからすぐに家に戻った。
聖奈はまたハチマキを頭に巻いてペンライトをブンブン振って応援してくれていた。
凄く嬉しかったからそのことを本人に伝えると顔を真っ赤にして俯いてしまったから触れないほうが良い事だったらしい。
収益化配信で入ってくるお金はしっかり聖奈に支払おうと思っている。
今までの立ち絵やグッズのイラストは全部聖奈に描いてもらっていたものだ。
仕事である以上はしっかり報酬を払わないといけないからな。
「で、話はついたの? 莉乃姉さん」
「うん! ひろくんさえよければ明日の夜にグループ通話で話すことになってるんだけど大丈夫かな?」
「うん。それは全然大丈夫だよ。もうそろそろ夏休みだし」
Vtuberを始めてからは時間があっという間に流れて、気が付けばもう7月の終りが見えてきた。
そうなれば、僕たち学生は夏休みを迎えることになる。
夏休み中は学校の問題について考える必要がなくなるし、何なら夏休みが終われば問題が解決しているかもしれないという希望的観測を抱くことだってできる。
良いことだらけで嫌なことは全くない。
「そっか。そう言えばもうそろそろ夏休みだね。じゃあ、コラボしたいって言ってた子にも明日の夜通話する件伝えておくね」
「ありがとう。ちなみにその人って男性?」
「いいや。女性だよ。というか、私は大体女性のVtuberさんとしかコラボしないしね」
言われてみれば、莉乃姉さんが男性の人とコラボをしているところなんて見たことが無いかもしれない。
まあ、莉乃姉さんの紹介だから変な人はこないと思うけど。
コラボってどんなことをするんだろう?
僕は今の所歌枠とか雑談配信とかしかしたことないけど。
ゲーム配信でもするのかな?
「どんな配信をするかとかは決めてるの?」
「いいや? 決めてないからこそ明日の夜の通話でどんな配信をするのかを皆で決める感じ。そう言うわけだから何かしたいことがあれば考えておいてね。それじゃあ、配信お疲れ様」
そう言って莉乃姉さんは自分の部屋に戻っていった。
大学生の莉乃姉さんはもう夏休みに突入していて今から深夜配信をするんだとか。
かなり遅い時間に配信をするのにも関わらず、莉乃姉さんの配信にはかなりの数の人が見ていた。
僕もあんな風にどんな時間帯であってもたくさんの人に見てもらえるようになりたいな。
「っと、明日は学校か。あのクラスの状況が何とかなればいんだけど。そう簡単にも行かないよな。まあ、これ以上悪化しないように祈るしかないな」
めんどくさいけど、学校を休むわけにも行かないし。
何よりもクラスで僕の味方は二人もいる。
なんて心強いんだろうか。
あの二人がいるから頑張って学校に行けてるまであるな。
しっかり感謝しておかないと。
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