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人類滅亡の最後の鍵は今ここに  作者: ひまなひと(カニ3隊)
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4話

 ランクが「Y」にまで上がる。そして、パーティーを組むチャンスが訪れるのだった。


「そこの小さいのパーティーを組まないか?」


 話しかけてくるのは俺と同じくらいの小さい少年だった。その周りには2人の人間がいる。パーティーのリーダー的な存在だ。


「ああ、いいぞ」

「俺はアル、こっちがカイ、ルリィだ」


 あるは自分に親指を刺しながらそう告げる。横にいた二人がお辞儀をする。軽い挨拶のようなものだろう。最初の獲物が決まった瞬間だ。


「森しかない・・・」

 ランクがYになったことで、森の浅いところにある素材をとってくるような依頼が増える。その依頼か、小動物を狩る依頼の2種類しか残っていない。


「そういえば、お前の名前は?」

「キルだ」

「キルか。お前のスキルは?」

「テイムだ。そう言うお前は?」

「剣使いだ。残りは槍と弓だ」


「矢の金がかかってごめんねー」

「今回の依頼は無理。短剣とかの武器がいる」

「それなら貸してやるよ。ほら行こうぜー」


 そう言いながら、門から出て行き塀の外に出てくる。

「鳥のテイムとかはできるのか?」

「やってみる」


 そう言いながら一番近くの川辺で水を飲んでいる鳥に向かって

「テイム!」

 そう告げるのだった。運よく1回目で成功したのだった。


「視界共有は?」

「できた。けど気持ち悪い」


 視界が2つになるような感覚だ。これだと平衡感覚がなくなり、ふらふらとしか移動できなくなる。


「キル、お前は索敵だ。動物を見つけたら、案内しろ」

「わかった。待て」


 飛行すること、数秒だ。

「見つけた。向こう側」

 そう言いながら鳥がいる方を指差す。岩上に1匹のウサギが寝ているのだった。そのウサギに矢を放ち仕留めることで仕留め終わるのだった。

「よくやった」


 そう言いながらアルは皆を讃える。褒め方もわからないお年頃だ。上からで褒めてしまうのは仕方がないことだろう。その方法で何体かのウサギを狩り、換金することで金を稼ぐのだった。その日の帰りのことだ。


「ただいま」

「おかえりなさいませ、神子よ」


「そんな大層な存在じゃないって言ってるだろ?」

「テイムを使っていたようで何よりです」

「あー、見てたのね」

「はい、いざとなれば、私が生贄になっても貴方様を助けます。それともあの子供たちを今すぐ殺しますか?」


「それは自分でするかいい。この平原に現れる魔物って何がいる?」

「スライム、ゴブリン、反乱時にオークといったところです」

「2週間後、ゴブリンを5体程度用意して」

「はい、かしこまりました」

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