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人類滅亡の最後の鍵は今ここに  作者: ひまなひと(カニ3隊)
18/18

18話

 歴史書には、この国のことについて書かれていた。


 まず、この国が生まれた経緯だが、数百年前に勇者が魔王を討伐したことで、その褒美として勇者と国王の娘が結婚する。


 その後、周囲の国を吸収と合併を繰り返すことで今の巨大な王国になったようだ。今残っている王国は、この国と帝国、エルフ、聖教国の4カ国だけだ。


 獣人も過去には多くのものが存在していたようだ。だが、血液が貴重でドーピングといった一時的に身体能力を上げる薬の材料になっていた。他にも戦力として優秀だったがために、魔王討伐の戦争で兵士として駆り出される。


 その結果、その数は大きく減少しているらしい。そのため、奴隷として扱うとしても高価になっているようだ。


 勇者が魔王を倒し、その勇者は宗教上認められている。その結果、聖教国とは友好的な関係になっているようだ。だが、帝国とは関係が悪化している状況だ。


 王国が大きくなった際に取り込んだ国々は、元々帝国の領土であったり、有効な関係にあったりしていた。そのため、帝国に被害を与えることにも一躍勝っていたのだ。


 勇者の名前や現在の国王の名前は確定で出ると言われている。他にも戦争で活躍した名君の名前、帝国の愚王として取り扱われている王の名前と教科書自体が政治的な役割を有しているように思える。


 書いている量も問題はない。記憶する量も小学1年生程度の量だ。計算問題も足し算、引き算だけだ。特に問題はないのだった。


 ___

 簡単な訓練や商社の手伝いをしつつ、日が経っていく。基本的な訓練は距離を伸ばした時の命中精度を上げることに集中した訓練だった。そして、2週間が経った頃だ。


 鉱山から金属を取ってきて、そろそろ自分の武器を作らないか?と決められるのだった。


 主に短剣を形成するための金属を取ってくるように言われている。その金属を取りに行くのは鉱山だ。その鉱山に入るために冒険者ギルドに向かう。


 その理由は入場許可書をもらうためだ。鉱山と言っても限界がある資源だ。そのため、入場料を制限することで枯れ果てることをなくしている。


 その許可書をもらうために冒険者ギルドに足を運ぶ。だが、その冒険者ギルドの中は荒れているのだった。受付やその裏にいる多くの人があっち行き、こっち行きと急ぐようにして動いているのだった。


「何があったのですか?」

 受付の業務をしている人に話しかけるのだった


「1つの町が潰れてな。邪教徒の仕業らしい。てかそれ以外はありえないだろうな。王国の槍|(異名)が死んだことからこんな状況ってわけよ。で、坊主は何しにきたんだ?依頼なら向こうだぞ?」


「いや、鉱山に行こうと思って」


 クエストに書かれている紙を渡すのだった。

「あー、許可書か。準備するから少し待てよ。あと冒険者のカードを準備しておけよ」


 いい人なのだろう。だが、その目には隈ができるほど疲れが溜まっているのだった。再び、カウンターから顔を出す。その手には紙が握られているのだった。そして、冒険者カードを見て紙に書き込んでいく。


「使えるのは明後日までだ。帰りにも必要になるから、明日に戻ってくる方がいいぞ?あと、今は鉱山系を受ける冒険者が少ないから、買取金額は多くなっている。だから頑張れ」


 そんなことを言い、丸くまとめられた許可書を渡してくるのだった。


 すぐに冒険者ギルドを出て、商社の方に戻る。


「少し、鉱山の方に行ってくる」

「ツルハシなどは?」

「あー、もらってもいい?」

「どうぞどうぞ」

こっち更新するの忘れてた…

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