episode 8
どうも、ノウミと申します。
まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。
沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。
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明日は地区予選だ。
最終の練習になるので、大詰めとなる。
監督の発声にも気合が入っている。
僕も負けじと、先輩方に食らいついていく。
連携や、動きを綿密に合わせていく。
部員も声が尽きるほど、追い込んでいた。
その時だった。
体制を崩した先輩が、僕に倒れ込んできた。
勢いよく、二人が倒れ込む。
「うっ…た…いたっ……いた、い…」
足首に激痛が走る。
監督が走って駆け寄るのが見えた。
僕の足を確認する。
少し動かすだけで、頭の先まで痛みが走る。
監督が骨が折れた可能性が高い、と告げる。
痛みの衝撃で、頭に入ってこなかった。
ただ、明日の試合には出れない絶望感。
それだけは、身を包むように襲ってきていた。
それから救急車を呼び、近くの病院へと運ばれる。
そこからのことはあまり覚えていない。
しばらくして、足首は骨折。
全体2〜3ヶ月かかるとの事だった。
帰り際に、ぶつかられた先輩に謝られていたが、何も感じなかった。
冬があるとはいえ、僕は本気で取り組んだ。
初めてのレギュラー獲得だった。
初めての地区大会出場だった。
悔しいはずなのに、涙も出ない。
自分が思う以上に、気にしてないのかと思う。
帰ろうと、松葉杖をつきながら病院を出る。
すると、目の前には流川さんがいた。
見られたくなかった、よりによってこんなとこ。
骨折とかバスケの試合のこととか、調べながらです。
間違ってたらご愛嬌で願います。
また次話でお会いしましょう(^^)