episode 7
どうも、ノウミと申します。
まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。
沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。
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翌朝、希望の花を胸に学校に向かう。
今日も午前中だけなので、終われば公園に向かえる。
あとは、レギュラー発表の結果次第だ。
次々と名前が呼ばれていく。
この場にいる全員が祈りながら、固唾を飲んでいる。
最後の一人になり、名前が呼ばれた。
「はい!」
無事に、レギュラー入りが確定した。
ガッツポーズをしたい、飛び跳ねたい。
そういった気持ちを押し殺して返事をした。
選ばれた嬉しさと、良い報告ができると。
そこからは、レギュラー陣中心の練習が始まる。
地区大会目前の練習メニューはかなりきつい。
それでも、食らいつくように励んだ。
今日の練習が終わり、疲れたはずの体は元気になる。
急いで公園に向かいたいからだ。
周りの誘いを断って一目散に向かう。
公園に着くと、いつものベンチへと向かう。
まだ、流川さんはそこに来ていなかった。
待っているのも落ち着かないので、練習をする。
いつも通りのシュート練習を始める。
集中出来ていないのか、入らなかったり、リングに当たる事が多くなっている。
何度か、ベンチの方に目をやるがまだ来ていない。
陽も落ち、赤い夕陽が差し込んできた。
ずっと待っていたが、流川さんは来なかった。
次の日も、その次の日も。
いつものベンチには、誰も座っていない。
あるのは、胸に空いた虚無感だけ。
明日もいないのかな、そう思いながら家に帰る。
会いたい人に会えない寂しさ。
スマホが普及した今では、こんな事少ないのかな。
また次話でお会いしましょう(^^)