episode 3
どうも、ノウミと申します。
まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。
沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。
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翌日もまたあの子が座っていた。
変わらずベンチに座り、本を読んでいる。
僕も、昨日と同じ時間には来ていた。
少し気になるが、練習を続ける。
夏の暑さが直接肌に刺さるようだ、少し動くだけで汗が止まらなくなる。
それでも、ボールを手にシュートを打つ。
ネットに入る音が静かになってくると、成長を実感できる。
ある程度終えると、ドリブルの練習だ。
と、思っていたがまた視線を感じる。
振り返ると、またあの子と目が合う。
流石に気になったので側まで歩いていく。
以前として、本で顔を隠したままだった。
「あ、あの…」
「はいぃ!」
本を降ろし、驚いた表情をこちらに向ける。
再び目があった瞬間に、花が咲いた気がした。
こんな炎天下の中、雪のような白い肌はきめ細やかで、溶けて消えてしまいそうなほどに綺麗だった。
驚いた表情ですら、可愛いと思う。
綺麗で可愛いなんて、神はなんてものを作り出した。
いや、この子が神なのかもしれない……女神だ。
僕は、緊張で頭の中が消し飛んだ。
お互いに見つめ合ったまま、静かな時間が流れる。
夏の暑さも忘れてしまうほどに。
よくよく考えてみれば、小説も最近初めたばかり。
何も不安になることは無かった!
また次話でお会いしましょう(^^)