表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

episode 19

どうも、ノウミと申します。

まだまだ作品数、話数としては少ないですが、これから皆様の元へ、面白かったと思って頂けるような作品を随時掲載していきますので、楽しみに読んでいただければと思います。

沢山の小説がある中で、沢山の面白い作品がある中で私の作品を読んでいただけた事を“読んでよかった”と思っていただける様にお届けします。


X(旧:Twitter)でも情報更新しています。

↓是非フォローください↓

https://x.com/noumi_20240308?s=21

それから一週間ほどが経ち、僕は病院に向かう。



足の経過観察と、流川さんとの約束の為。



病院内でも噂になっていたようだ。


それが少しだけ、恥ずかしくもあった。



順調にいけば、あと一ヶ月半で完治するらしい。


またバスケに戻れると、嬉しくなる。


何もしていなかったこの期間を、取り戻す為に。



帰り際に、流川さんが発った事を聞く。


桜の鉢を預かっていたことも。



僕は、袋に入った桜の鉢を手に家に帰る。



もう泣きはしない、また会えると信じているから。


永遠の別れではない再会の願いを込めて。



家に帰ると、桜の鉢を袋から取り出す。


窓際の日当たりがいいところに置く事にする。


袋から出すと、一枚の紙が足元に落ちる。



桜のメッセージカードだった。


僕は中を開けると、たった一言添えられていた。



“ありがとう”



その一言だけ、一言だけど魔法の言葉が。


少し字が歪んでいた。


あの後すぐに書いたのだろうか。



僕も、この桜の木を見ながら思いを馳せる。



また流川さんにこの桜を見せたい。


見せれるように、枯らさずに育てよう。


いつ会えるのか分からないが、その日まで。



桜の鉢に、メッセージカードを添えて、僕は自室でトレーニングをする。


足が骨折していても出来ることはある。


流川さんが言ってくれたから。



“頑張ってね”


“応援してるから”



その言葉を、失わないように。


明日からも部活に顔を出し、勉強をしよう。


出来ることから、初めて行くんだ。

言葉に意味を乗せるのは、伝えた側や受け取り次第。


頂いた言葉は全て、心の中にしまう。


また次話でお会いしましょう(^^)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ