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俺は身を粉して働いた結果! 嫁と娘は贅沢三昧!

作者: 七瀬







俺は家族の為に、身を粉して働いた。

全ては家のローンや嫁と娘の為だ!

何不自由しない生活をさせてあげたいと俺は必死に働いたんだ!

でも? “その結果! 嫁と娘は贅沢三昧!”

俺は冷蔵庫の余りものや、服も何十年と新しいモノを買っていない。

T-シャッタは穴が開いていたり、ズボンもすり減っている。

新しい服が欲しくても、嫁から俺はこう言われているんだ!




『ごめんね、娘の為に食費も切り詰めているから、貴方にも少しは

我慢してもらえると嬉しいな。』

『・・・で、でもさ? もうTーシャツとか、大きな穴も開いてて安い

T-シャツでいいから、買ってほしんだよ!』

『“じゃあ、貴方のお小遣い減らしてもいいの?”』

『えぇ!? それはダメだよ、』

『でしょ! 少しお金の余裕ができたら買ってくるから待ってて!』

『・・・ううん、』





嫁は俺にそう言って、“すっかり俺が言った事を忘れている!”

その前は、1枚しかない俺の一張羅のズボンもすり減って今にも

破けそうなズボンなのに、“新しいズボンを嫁は買ってくれない!”



・・・お金がないと言う割には、嫁や娘が着ている服はいつも違う!

毎日、新しい服を着せ替え人形のように着ているのだ!

高そうな服を毎日鏡を見ながらニヤニヤして、とっかえひっかえ。

別に新しい服を嫁や娘が買って着てもいいから。

俺のT-シャツやズボンぐらい新しいモノを買ってくれてもいいと思うんだ!

俺は贅沢な事を言っているのかな?





それに、たまたま俺は目にしたのだが、、、?

その日は、珍しく仕事が午前中に終わり家に帰って来ると? 

嫁と娘が出前で高級な寿司を二人で食べていた!

俺がそれを目撃したら? 嫁は俺にこう言ったんだ!




『・・・ど、どうしたのよ? 今日は早いじゃない!』

『仕事が早く終わったから、それよりなんだよ! 寿司の出前取って

二人で食ってたのか?』

『・・・た、たまたまよ、今月の貯金もそこそこ貯まったから、

ご褒美にお寿司を頼んだだけ!』

『“俺のは?”』

『あぁ! “貴方の好きなインスタントラーメンがあるわよ!』

『・・・お、俺のはないの?』

『ごめんね、“二人分しか頼んでなかったから! もっと早くに

貴方が帰って来るのが分かってたら、3人分頼んでたわよ!』

『・・・わ、分かったよ、インスタントラーメンでいいよ。』

『じゃあ、作ってあげるわね! さあさあ、早く着替えてきたら?』

『・・・あぁ、ううん、』








俺は随分と“寿司”など高級なモノを口にしていない!

お正月も、おせちは嫁と娘だけで俺は嫁の作ったおでんだけ。

酒も一番安い酒しか飲ませてもらえないし!

月のお小遣いも、“7千円”昼は嫁の手作りのお弁当だが、

それ以外は、このお金でやりくりしなければいけない!

正直、少なすぎてあっという間になくなってしまうんだ。

嫁に月のお小遣いを上げてくれないかと言った事があるのだが、

“貴方の給料ならこれぐらいしかあげれないわ!”ときつく言われる。

俺は嫁や娘に頭が上がらない!

言いたい事も言えず、ただただ我慢するばかりで、、、。

俺は何の為に生きているんだろう。

俺の給料は全て、“嫁が管理しているし”俺の使えるお金など一円も

ないのだ!





・・・いつか? 俺のしたい事をしたいように出来る時が来るのかな?

俺の給料はこれ以上上がらないし!

家では肩身が狭い!

俺の居場所は何処にあるのだろう?


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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