23.みんなでダーツ
今回かなり難産でした。
やっぱり妹の出番がほとんどないからかなぁ(妹欠乏症)
というわけで、本編の息抜きにR18版の妹とお風呂に入る回の続きを書いてました。近いうちに投稿すると思います。
その他にもR18な展開ばかり浮かんできて本編を進めきれないorz
ゴールデンウィーク当日。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい!」
俺は陽菜に声をかけてから、家を出た。向かうは最初の待ち合わせ場所である最寄り駅だ。そこで優一と合流する予定になっている。
駅に到着すると、すでに優一が待っていた。
「おーい、光!」
「おう、優一。待ったか?」
「いや、そこまで待ってはないよ。でもなんだか今のやり取り、なんだか入学初日を思い出すな。」
「ああ、確かに。あの時もここで待ち合わせたもんな。」
あの頃はまだ世界が変わってしまったことに気が付いていなくて、色々と大変だった。
あれからもう1ヶ月経つんだなぁ。
そんなことを思いながら、俺たちは次の待ち合わせ場所へ向かう。
今回はあの時とは違う方向へと向かう電車に乗るので、反対側のホームへと行き、電車を待ちながら過ごす。
そして目的の電車が目の前に着いたらササッと電車に乗り、揺られること十数分、到着したのはみんなと待ち合わせしているアミューズメント施設が近場にある駅だ。
到着すると、目立つ場所に咲と陽子が待っていた。
「二人ともおはよう!」
「あ!光くんだ!おはよー!」
「二人とも、おはようございます!」
「おう、おはよう」
「残りの2人はまだ到着してないのかな?」
待ち合わせの時間にはまだ15分近くあるので、俺たちは気長に待つことにする。
まだ少し時間があるので、俺たちは駅前のベンチで談笑しながら待つことにした。さくらとひまわりの話題は何やら新しく始まったアニメのことらしい。
そういえばこの世界のアニメってどういう風になってんだ?やっぱり男のお色気が多い感じなのかね…
前の世界では『イモ娘 プリティだべ~』ってのが流行ってたけど、二人の会話を聞いた感じでは『イモ息子 ワイルドだべ~』になっているようだ。
でもキャラの名前とかはあまり変化が見られないようで、男爵やさつま、メークイン、キタアカリなどが登場するみたいだ。
そのうち、駅の方から梅田さんの姿が見えた。彼女はキョロキョロと辺りを見渡してこちらと目が合うと、にぱぁっと笑顔になって駆け寄ってくる。
「お待たせしました。皆さん、おはようございます。」
彼女との挨拶も済ませ、まだ到着していない真奈美先輩を待つことに。
少し時間が経った後、遠くからこちらに向かって、暴力的なまでの破壊力を備えた女性がやってくる。
…知っている人だ。
というか、どこからどう見ても真奈美先輩だ。
だが、彼女の服装は、いくら5月にしては暑いと言っても限度があるだろと、思わずツッコんでしまいそうになるような恰好をしている。
トップスは何もしていなくてもおへそが丸見えになってしまっている短めのオフショルダー、しかも下はかなり際どい部分が見えてるんじゃないかってレベルのショートパンツという出で立ちだ。
そしてなんといっても胸元がかなりヤバいことになっている
そりゃそんな薄着じゃ恥ずかしかろう。そんな恰好でモジモジしたらこの世の男どもの目線が釘付けになってしまうじゃないか!
「あー、ごめんね?待たせちゃって。みんな、おはよう!」
何とか視線を逸らして、心を落ち着けるために優一の方を向いてみる。
思いっきり目を背けてた。どうやらこの世の男子には刺激が強すぎるみたいで、全く視線を集めてなんていなかった。これを拝まないなんて、ほんとこの世界の男はどうかしているな…
…てか、これ、見ても犯罪にならないよな?
少しずつ真奈美先輩に視線を向け、改めてそのお姿を拝見する。
「…真奈美先輩、おはようございます」
「いやぁ、今日は暑いねぇ!つい薄着してきちゃったよ」
そう言って胸元をパタパタとし始める真奈美先輩。
だからそういう仕草を外でするんじゃありません!
俺は奥から覗いている黒い布を目に焼き付けつつ会話を試みる。
「あー、確かに暑いけど、ちょっと薄着過ぎません?」
「そうですよ真奈美先輩!男子もいるんですから、もうちょっと服装は注意しないと!」
陽子の言葉に、咲も頷いている。
どうやら女子的にもこの格好はアウトのようだ。
「あー、ごめんね?でも体を動かすとなるとどうしても汗かいちゃうから、拭きやすい恰好にしなくちゃいけないんだよね。胸の下とかすぐに蒸れてきちゃうし、通気性重視にするとどうしてもこんな風になっちゃって…」
そうか、それならばしょうがないな…ってだから胸元パタパタするのは反則だって!
まるでゲームの盾役のように、俺からの視線を独占する真奈美先輩。
正直そんなこと言われてもムラムラしかしないんですけど…
てかおっぱいが大きすぎるのも色々と大変なんだな…
いかん、考えることが多すぎて頭が混乱してきた。
…とりあえず俺としては大変ウェルカムな状況だし、真奈美先輩にはその格好でいてもらおう。
「まあ、今更着替えに戻るわけにもいかないし、ちゃんとした理由もあるしこのままでもいいんじゃない?」
…みんなの目線が俺に集中する。特に隣からは、優一がマジかよ!?って目でこちらを見ている。
すまんな、今日だけでいいから我慢してくれ。
アミューズメント施設に到着し、みんなでダーツができるコーナーに向かう。
到着すると、ゲームのルールが選べるようになっており、それぞれの説明を見ることができた。
「じゃあ、今回はこれにしよっか」
今回プレイするのはゼロワンと呼ばれる、ダーツの中でもメジャーな対戦ルールだ。その中の301というモードを選択する。
「簡単にだけどルールを読み上げるね。えっと、スタート時点で301点持ってて、それをピッタリ0にした人が勝ちみたい。1ターンで3回投げることができて、0にならなかったら次のターンに得点は引き継ぎ。もし0よりも減っちゃったらバーストっていって、そのターンが始まった時の点数に戻したうえで次の人に交代!」
なるほどね、それだけ分かれば十分だぜ!早速やってみようじゃないか!
…と思っていたが、梅田さんから待ったがかかった。
「得点の計算ってどうなってるんですか?」
「ん?一番外側に書いてある数字が得点じゃねーの?」
「んーとね、ド真ん中の丸が50点、外側の縁の部分に当たったらダブルっていってその時貰えるポイントが2倍になって、その2つの間にある円になっているところがトリプルで3倍のポイントが貰えるみたい!」
どうやらここに、得点の計算方法すら知らずにゲームを始めようとしてたやつがいるみたいだ…
って俺のことやんけ!!
いいんだよ。どうせ真ん中が一番高いんだろ?
そう思っていると、優一が一つ付け加えた。
「それから真ん中の50点よりも、20のトリプルに当てた方が60点で得点が高いから注意してね」
…やったことないからてっきり真ん中が一番得点が高いのかと思ってけど、違うのかよ。
「あと、持ち点が1点なると、1点以外の所に当たるだけでバーストしちゃうから、ある程度は余裕を持っておいた方がいいね」
…つまり、どういうことだってばよ?なんか一気に説明されたせいかうまく想像つかん。
よくわからんが、とりあえず高得点をバンバン当ててけばいいってことかね?
「うし、じゃあ一番目指して頑張りますか!」
「おお!太陽君やる気満々だねぇ!」
「そりゃもちろん、一番があるんだから、目指すのは一番以外ないだろ?」
「ふふっ確かに!じゃあ、せっかくだから罰ゲームとかも付けちゃおっか?」
へぇ、面白そうじゃないか!
「おうよ!じゃあ1位の人が、最下位にになんでもいうことをきかせられるってのはどうだ?」
………………
「「「「「ええーーー!!!」」」」」
その言葉に、全員が驚いて口を開けた。
「えっと、それって、つまりうまくいけば太陽君とゴニョゴニョ…」
ん?咲が小声で何か言ってるけど、うまく聞き取れなかった。
「いいね!じゃあそれで決定!」
そして、真奈美先輩の掛け声を合図に、俺たちの罰ゲームをかけた戦いが今幕を開ける!
引きこもりにはなかなかリアリティが出せずに何度も書き直しました。
ちなみに全く関係ありませんが、ウマ娘については何も知らないです。
次回は20日23時に投稿したいと思っています。
面白い、ドキドキした、( ゜∀゜)o彡゜ オッパイ オッパイ!などあれば、高評価やブックマーク、いいねなんかもお願いします。
あなたのワンクリックが作者のモチベーションアップにつながります!
R18版URL↓※性的な描写を含みます
https://novel18.syosetu.com/n8336id/
それからツイッター始めました!
https://twitter.com/carlos101512345




