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恋する乙女は何を思う?  作者: カルロス
第1章.貞操逆転世界
17/30

17.お花見

あまり登場させる予定じゃなっかので、優一の会話に苦労します。

なかなかキャラが安定しない…

「明日は休日だし、みんなでどこかに出かけない?」


四人で過ごしていると、陽子から遊びのお誘いがあった。


「どこか行きたい場所とかはある?」


うーん、行きたい場所かぁ…


「春だし、花見でもどうだ?」


丁度今は桜が満開の季節。遊びに行くには絶好のロケーションだ。


「いいアイデアだね!」


「じゃあ、具体的にはどこに見に行こうか?」


「あ!それなら私の家の近くに桜が綺麗な公園がありますよ」


「いいね!じゃあ、そこに行こうか」






当日、現地集合することになり、俺と優一は飲み物とおつまみを、さくらさんと陽子はお弁当を用意することになった。


現地に着くと、すでにさくらさんたちが青いシートを敷いていて、俺たちの到着を待っていた。


「ここだよー!」


そう言いながら大きく手を振って居場所をアピールしてくる陽子。隣にはさくらさんも控えめに手を振っていた。


こっちも手を振り返してあげると、嬉しそうにしながら手を振り続けている。


いや、もう気がついたんだから、手を振る必要はないと思うんだけど…





俺と優一が飲み物とおつまみを並べ、さくらとひまわりが持ってきた弁当を広げた。


少し離れたところでは大人たちが缶ビールを片手に賑わっている。


残念ながら未成年なのでお酒は飲めないが、ぶっちゃけ飲んだこともないお酒よりもジュースがあれば十分だ。


そう思うのは、俺がお酒を飲んだことがないからなのだろうか。


心地よい風がそよそよと吹いていて、それでも寒さを感じない程度に暖かい陽気が心地良い。


桜の花が風に揺れ、ピンク色の花びらが舞い落ちていた。遠くで子供たちが遊んでいるのか、賑やかな声が聞こえてくる。





「はぁ、美味しかった!」


優一が満足そうに口元を拭いながら言った。


「ありがとう!あたしたち二人で協力して作ったんだよ!」


「そう言ってもらえると頑張って作ってきた甲斐がありますね」


俺たちはスーパーに買い物に行っただけだけど、二人はわざわざ作ってきてもらったんだもんな。


「そうだね。こんな素敵な場所でお弁当を食べられるなんて、最高だよ」


俺が言うと、他のみんなも同じようにうなずいた。


陽気な声や子供たちのはしゃぐ声が聞こえながら、四人でお花見を楽しむ。この瞬間が、何よりも幸せな時間だと感じた。






「みんな、ちょっとあっちに行きませんか?」


さくらさんが指したのは、公園の近くにある川の方だった。


ここに来る途中で近くを通ったときに、俺も後で行ってみたいと思っていたんだ。





俺たちは川に向かって歩き出し、公園を出て道路を渡った先にある川へと向かって歩いていく。川に着くと、そこには多くの人々が集まっていた。


「うわぁ、すごい人だね」


陽子が驚いたように言った。


「桜の季節だからね。こんなに人が集まるのも当然かもしれない」


優一が言うと、俺が言葉を続けた。


「でも、ここに来た甲斐があるよ。桜、すごく綺麗だね」











「はぅっ!!」












ん?どうしたんだ?


声がした方向に振り向くと、さくらさんが真っ赤になっている。


「え!?急にどうしたんだ!?」










「い、いや、だって太陽くんが、急に私のこと綺麗だなんて言い出すから!」












ほえ?














桜、すごく綺麗だね。




さくら、すごく綺麗だね。








ああ!そりゃ勘違いするわ!


「い、いや、違うぞ?咲いてる方の桜のことを言ったんだからな!?」


「………」


どうやら自分の間違いに気がついたみたいで、ただでさえ真っ赤だった顔が、より赤くなってトマトみたいになってきてる。


「うう…」


そして両手で顔を隠してふさぎ込んでしまった。




「「………」」




そして残りの二人からの視線が痛いほど突き刺さってくる。




「光、お前ちゃんと責任とってやれよ?」





……………これって俺が悪いのか?








「うう、恥ずかしかったです」


その後、時間が経ってさくらさんが少しずつ回復してきたので、気まずさもあり、今日は一旦解散することとなった。


でも流石にこのまま解散したら後々顔を合わせにくくなる。ここでなんとかしないと。


「あー、ごめんな?もうちょっと言葉に気をつけるべきだったわ」


「い、いえ、太陽くんが悪いわけじゃないですから。私の方こそ、こんな空気にしちゃってごめんなさい」


「いや、それこそさくらさんが悪いわけじゃないんだから、謝らなくていいさ」


「はい、ありがとうございます」


今後こういうことが無いように対策もとっておかないとな。






「それで提案なんだけど、今後、今回みたいな間違いを起こさないために、咲って名前で呼んでいいか?」






「ふええ!!!」






なんかすごい驚かれたんだが…


「あー、ダメか?」


「い、いえ、ダメなんてそんなことありません!是非名前で呼んでください!」


よし、とりあえずこれでいいだろう。


「あ、あの!私も太陽くんのこと名前で呼んでもいいですか?」


「ああ、いいぞ!」




色々あったけど、なんだかんだ仲良くなれたし結果オーライかな?

ついにさくらが名前で呼び合うことになりました。


とりあえず第一章はこんなもんかな?


次回はおまけパートでも作ろうかなと考えてます。



次回は明日23時に投稿したいと思っています。


面白い、ドキドキした、さくらちゃんカワ(・∀・)イイ!!などあれば、高評価やブックマーク、いいねなんかもお願いします。

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R18版URL↓※性的な描写を含みます

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R18版もGW(5月2日~6日23時)に毎日投稿します。

よければご覧下さい。


それからツイッター始めました!

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