14.一緒にお風呂
妹が出てくるとこだけやたらと筆が進む(笑)
最近評価上がらんなぁ…
可愛い妹ちゃんが一肌脱いだんだから今回は評価上がるよね?
上 が る よ ね ?
(しつこい)
「いや、まだだけど…」
そんなことを確認してどうするんだ?
「じゃあ私が洗ってあげる!」
そう言って、陽菜は早速ボディソープを手に取った。
…えっ?
いや、洗ってあげるじゃなくて!
「え、陽菜、待って!そんな、恥ずかしいじゃないか...」
「別にそんなに恥ずかしがることないよ。私だってお兄ちゃんのこと心配して言ってるんだから。それに、昔はお風呂なんて一緒に入ってたじゃない。」
「そ、そうだけど…」
「ほら、細かいことは気にしないでさっさとお湯から上がって!」
「待って!せめてタオルで隠させてくれ!」
「…それはそうだね。じゃあタオル渡すから、おとなしく座っててね」
陽菜はそういうと、タオルをもう一枚持ってきてくれた。そして俺が陽菜の前に座ると、優しくボディソープを背中に塗り始めた。
「ああ、気持ちいい...」
俺は思わず声を漏らしてしまった。
「お兄ちゃん、やっぱり疲れが溜まってるみたいだね。もっとリラックスしていいよ」
陽菜の言葉に、俺は本当に癒やされた気がした。
「ありがとう、陽菜」
「どういたしまして、お兄ちゃん。私ができることなら何でもしてあげるから」
陽菜は優しく微笑んでくれた。陽菜の手はとても柔らかく、優しく背中をマッサージしてくれる。
陽菜の手が俺の背中を撫でるたびに、何とも言えない心地よさを感じる。そんな陽菜の優しさに包まれながら、俺はされるがままとなった。
最近は陽菜とも少し距離ができてたからなぁ。ここまで距離が近いのも貞操逆転の影響なのかもしれないな。
そう思っていると、陽菜が甘えたような声で囁いてきた。
「最近あまり話せてなかったし、これからは毎日こうして背中流してあげよっか?」
いくら兄妹とはいえ、流石にそれはまずくないか?いや、すでにまずい状況ではあるんだが…
俺が悩んでいると、陽菜は少し寂し気に言葉を重ねていく。
「お風呂ってなんだか口が軽くなるじゃない?普段言えないようなことも言えちゃいそうな、そんな気分になるでしょ?お兄ちゃん昨日なにか悩んでるみたいだったから、こうしてちょっとずつ話を聞き出していこうかなって思ったの」
陽菜の優しさに心が温かくなる。
「ごめん、陽菜。確かに昨日から色々と考えてた。でも、そこまでしてくれなくてもいいんだぞ?」
「何言ってるの、お兄ちゃん。家族だからこそ、互いに支え合っていかなきゃいけないんじゃない?私も、お兄ちゃんの力になりたいって思ってたんだよ。だから、これからもずっとそばにいてあげるからね」
陽菜の言葉に、俺はちょっと涙がこぼれそうになった。こんなに優しくされるなんて、いつ以来だろうか。
「ありがとう、陽菜。俺も、陽菜が悩んでたら支えになるよ」
「うん、ありがとう。兄妹っていいよね♪」
陽菜は微笑んでくれた。その微笑みに、俺は今まで以上に家族の大切さを感じた。
陽菜視点
お兄ちゃんが帰ってきた。
すれ違う時にばれないように匂いを嗅いだら、いつもより強めの男の子の香りがした。
きっと軽く汗をかいたのだろう。こんなときはいつも早めにお風呂に入るのだ。
私はいつでもお風呂に突撃できるように準備をしておく。
案の定、お兄ちゃんはすぐにお風呂に入っていった。私はお風呂場の前まで歩を進める。
…これからお兄ちゃんに私の体を見てもらうんだ!
そう思うと、今更になって緊張してきた。心臓がさっきからドクドクと鳴っている。
うるさい!!
しばらく深呼吸して気持ちを落ち着かせようとするが、全然鳴り止まない。
お兄ちゃんの裸が見れるかも知れないのだ。落ち着くなんてそもそも不可能だったのだ。
私は落ち着くのを諦めて、服を脱ぎ始める。
そしていざ突入!というところで、緊張と恥ずかしさでまた体が動かなくなる。
…しかたない、タオルくらいは巻いておこう。真っ裸だから恥ずかしいんだ。
そして私はお風呂へと突入する。
……………
お兄ちゃんは湯船で寝ていた。
……………
私の緊張を返せ!!
まぁいい、これはこれで好都合だ。なにせ一糸まとわぬお兄ちゃんの姿がじっくりと拝めるのだから…
そうだ、お兄ちゃんが起きる前に、この光景を残しておかねば!
私はお兄ちゃんを起こさないように、そっと浴室から脱出する。
私は記念写真の撮影を済ませたあと、お兄ちゃんの事をじっくりと眺めていた。
きっと視線に質量があったのなら、お兄ちゃんは押し潰されてしまうだろう。そう思えるくらい、ガッツリと見つめ続けていた。
お兄ちゃんのまぶたが、ゆっくりと持ち上がっていく…
「「……………」」
お互い無言で視線が交差する。
どうしよう。寝ているからと安心しきっていて、起きたときのことを考えていなかった!
ヤバいヤバいヤバい!!このままじゃ良くても絶縁される!!悪ければ警察にお世話になることになるかもしれない!!
…どうせ警察に捕まるくらいなら、ここで襲っちゃってもいいよね?
「えっと、どういう状況?」
私が究極の選択を突きつけられている中、お兄ちゃんはぼんやりとした顔で呑気なことを言ってきた。
「…お兄ちゃん結構長くお風呂に入ってたから外から呼びかけてみたんだけど、返事がないから心配になって確認しに来たの」
さっきまで頭の中は真っ白だったのに、よくもまあこんなに口が回ったものだと、自分でも感心する。
「「……………」」
よし、このまま何とかごまかしていこう!
「お兄ちゃん、もしかして疲れてた?」
「あー、確かに、慣れないことして疲れてたかも…」
「昨日はかなり顔色悪くしてたみたいだし、お風呂から全然出てこないし、心配したんだよ?ちゃんと体を休めてね?」
「ああ、心配かけて悪かったよ」
どうやらこの場はうまく切り抜けられそうだ。
でも、どうせならもっと一緒にいたいのが本音だ。
もうちょっとだけ攻めてみるか。
「そういえばお兄ちゃん、もう体洗った?」
「いや、まだだけど…」
ヨシ!あとは違和感がないように話を持っていくだけだ!
「じゃあ私が洗ってあげる!」
そう言って、私は早速ボディソープを手に取った。
「え、陽菜、待って!そんな、恥ずかしいじゃないか...」
この答えは予想出来ていた。なので、言いくるめる方法も、もちろん考えておいたのだ。
「別にそんなに恥ずかしがることないよ。私だってお兄ちゃんのこと心配して言ってるんだから。それに、昔はお風呂なんて一緒に入ってたじゃない。」
「そ、そうだけど…」
「ほら、細かいことは気にしないでさっさとお湯から上がって!」
「待って!せめてタオルで隠させてくれ!」
流石にスッポンポンでは出てきてくれないか。
「…それはそうだね。じゃあタオル渡すから、おとなしく座っててね」
「ああ、気持ちいい...」
お兄ちゃんはそう呟いた。それだけ疲労が溜まっていたのだろう。
「お兄ちゃん、やっぱり疲れが溜まってるみたいだね。もっとリラックスしていいよ」
本音を言えば、私の体にドキドキして欲しい。けど、警戒心を持たせないためにもここはまだ攻めるところじゃない。
「ありがとう、陽菜」
「どういたしまして、お兄ちゃん。私ができることなら何でもしてあげるから」
そういって私はお兄ちゃんの背中を愛撫する。ゴツゴツとした感触が私の顔をニヤけさせる。
お兄ちゃんの背中を好き放題堪能できるなんて、しあわせぇ♡
イケない。危うくトリップするところだった。
そろそろ、背中も洗う場所がなくなってきた。
お兄ちゃんの気が緩みまくっている今のうちに、次への布石を打っておこう。
「最近あまり話せてなかったし、これからは毎日こうして背中流してあげよっか?」
私がそう言うと、お兄ちゃんは悩んでいるようだった。それも予想済みだ。
「お風呂ってなんだか口が軽くなるじゃない?普段言えないようなことも言えちゃいそうな、そんな気分になるでしょ?お兄ちゃん昨日なにか悩んでるみたいだったから、こうしてちょっとずつ話を聞き出していこうかなって思ったの」
悪魔が誘惑するかのように、私は甘い言葉でお兄ちゃんへ語りかける。
「ごめん、陽菜。確かに昨日から色々と考えてた。でも、そこまでしてくれなくてもいいんだぞ?」
「何言ってるの、お兄ちゃん。家族だからこそ、互いに支え合っていかなきゃいけないんじゃない?私も、お兄ちゃんの力になりたいって思ってたんだよ。だから、これからもずっとそばにいてあげるからね」
私が、私だけがお兄ちゃんの傍に居てあげるからね。
「ありがとう、陽菜。俺も、陽菜が悩んでたら支えになるよ」
「うん、ありがとう。兄妹っていいよね♪」
警戒心の欠片もないお兄ちゃんの言葉に、私は悪意に満ちた笑みを浮かべるのであった。
こんな妹がいれば就職活動も捗りそう。
現実の妹?だからそんなものは知らん。
次回は29日23時に投稿したいと思っています。
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R18版のお風呂シーンも書いたのですが、長くなったのでGW(5月2日~6日23時)に毎日投稿します。
よければご覧下さい。
…そっち書きすぎて書き溜めがなくなってしまったorz
それからツイッター始めました!
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