13.バスケ部体験とその後
前回に引き続き肌色成分多めです。
まなみ先輩はバスケの基本であるドリブルを教えてくれた。
「まずはボールを手に取って、片手で握りしめるんだ。指先でしっかりボールをつかんで、手首を使って弾むようにボールを地面に打ちつけるんだ。それがドリブルの基本的な動作だよ」
まなみ先輩の説明を聞きながら、俺たちは手元のボールを握りしめてドリブルの練習を始めた。
…結構難しいな、コレ。
「もっと指先でボールをつかむようにしてみて!握りしめすぎると力が入り過ぎてボールが跳ね返ってくるから、指先でしっかりつかんで柔らかい手首の動きでボールを扱えるようにするといいよ」
うーん、上手くいかない…
俺が苦戦していると、まなみ先輩から提案があった。
「ちょっとボール貸して?お手本を見せてあげる!」
まなみ先輩がそういったので俺は素直にボールを渡した。
まなみ先輩がボールを手に取り、俺たちに向かってドリブルを見せてくれた。
「指先でボールをつかんで、柔らかい手首の動きでボールを扱うんだ。そして、地面にボールが跳ね返るタイミングで手を合わせるようにすると、よりスムーズにドリブルができるよ」
まなみ先輩のドリブルは俺たちのドリブルと比べるととても滑らかだった。
だが、俺はドリブルよりもすごいものを見てしまう。
まなみ先輩のドリブルに合わせるかのように、先輩の二つの球体がバウンドしているのだ。
見事な視線誘導だ。それはまるで、3つのボールを綺麗にドリブルしているかのようで、俺は先輩のボール捌きに感動してしまう。
「やっぱり上手い人のドリブルはキレイだなぁ」
とついつぶやいてしまった。
まなみ先輩は笑って言った。
「でも、私も最初は上手くできなかったよ。練習あるのみだから、気楽に続けていこう!」
胸元のドリブルも練習したのかな?
そんなしょうもないことを考えていると、 まなみ先輩はドリブルを止めて俺にボールを返してくれた。どうせならあと二つのボールも貸してほしいと思いながらも、俺は練習を再開する。
「いい感じになってきたね。それじゃあ次は、もう片方の手でもドリブルを練習してみようか」
まなみ先輩の指示に従って、俺たちはもう片方の手でもドリブルを練習した。最初はやはりうまくいかなかったが、徐々に慣れてくると、両手でスムーズにドリブルできるようになってきた。
「おお、上達が早いね。それじゃあ、もう少し難しい練習に挑戦してみようか。コートの端から端まで、ボールをドリブルしながら走ってみよう」
まなみ先輩の提案に、俺たちは少し不安になるが、彼女に励まされて、一斉にコートを駆け抜けた。
最初はバランスを崩したり、ボールを失ったりすることがあったが、徐々に慣れてくると、スムーズにドリブルしながら走れるようになっていった。
「「「ありがとうございました!!」」」
「よかったらバスケ部に入ってくれると嬉しいけど、入部しなくても、また体験ぐらいならさせてあげられるから、遠慮しないでいつでも来てね!」
まなみ先輩たちと別れた俺たちは、一緒に感想を言い合っていた。
「楽しかったですね!私、バスケってこんなに面白いスポーツだとは思いませんでした!」
「私も初めてバスケをやったけど、すごく刺激的で楽しかった!」
「ほんと、刺激的だったなぁ」
やっぱり俺だけちょっと違う感想を言っている気がするが、細かいことはいいのだ。
その後、俺たちは家に帰ることにした。
今はあまり混んではいないため、二人は密着していない。もはやちょっと寂しく感じてしまうのは、俺の感覚がマヒしてきたのだろうか…
そんなことを考えている間に駅に着く。
二人と別れ、一人で歩いていると余計に寂しさが強くなってくるな…
こういう時は気分転換もかねて風呂にでも入るとしよう。
さて、突然だが、俺の妹のことをちょっとだけ紹介しよう。
俺の妹は陽菜という名前で中学2年生だ。
肌は白く、だが不健康には見えない綺麗な色をしている。
まだ成長しきっていないのか、体は少し小さめで、胸もあまりないが、全くないわけではない。
何で胸まで分かるのかって?
そりゃ決まっているじゃないか。
タオルで隠しているとはいえ、目の前に妹の白い柔肌があるんだから…
………………えっ?
どうやら俺は疲れていたせいか、お湯に浸かりながら眠っていたようなのだ。
そして起きたらこんなイベントが待っていたのだ。
「「……………」」
お互い無言で視線が交差する。
あ、陽菜の顔が赤くなった。
いやそんなこと言っている場合じゃない!!
「えっと、どういう状況?」
「…お兄ちゃん結構長くお風呂に入ってたから外から呼びかけてみたんだけど、返事がないから心配になって確認しに来たの」
「「……………」」
また二人の間に沈黙が訪れる。
「お兄ちゃん、もしかして疲れてた?」
「あー、確かに、慣れないことして疲れてたかも…」
「昨日はかなり顔色悪くしてたみたいだし、お風呂から全然出てこないし、心配したんだよ?ちゃんと体を休めてね?」
「ああ、心配かけて悪かったよ」
どうやらかなり心配かけてしまったようだ。
陽菜はまだ何か言いたいことがあるのか体をモジモジさせている。どうしたんだ?
陽菜はこちらから目を逸らしながら、こんなことを聞いてくる。
「そういえばお兄ちゃん、もう体洗った?」
妹といえばやっぱり一緒にお風呂だよね。
現実の妹?そんなものは知らん。
ちなみにバスケのことはロウきゅーぶ程度の知識しかないです。
次回は4/26日23時に投稿予定です。
面白い、ドキドキした(あるいはムラムラした)、妹ちゃんぺろぺろ!などあれば、高評価やブックマーク、いいねなんかもお願いします。
あなたのワンクリックが作者のモチベーションアップにつながります!
R18版URL↓※性的な描写を含みます
https://novel18.syosetu.com/n8336id/




