12.バスケ部見学
お色気成分多めです。作者がそういうの好きなのでしょうがないことなんです。
翌日となった。
どうやら世界は昨日と同じ世界のままみたいだ。
昨日祈った神様が願いを聞き届けてくれたのかもしれないな。
朝から妹に質問攻めを食らった。これも貞操逆転の影響なのかね?
妹が一体何を考えていたのか、この時の俺はまだ知らなかった…
今日も二人と一緒に電車で通学する。
「二人ともおはよう!」
「おはよ。光君!」
「おはようございます。太陽君」
「体調は良くなった?あんまり無理しちゃダメだよ?」
昨日は二人に心配かけちゃったからなぁ。無理にでも元気なとこ見せないとな!
「ああ!大丈夫だよ!この通りピンピンしてる!」
「よかったです。心配したんですよ?」
「二人とも心配させてごめんな?でも、もう大丈夫だから!」
「今日は部活動見学どうする?病み上がりだし、やめとく?」
せっかく美少女二人と一緒に入れる機会だというのに、やめておくという選択肢はないだろう。
「いや、今日こそ見学する。昨日のリベンジだ!」
昨日は中をしっかりと確認せずにいきなりドアを開けてしまったのが問題だったのだ。
今思い返すと、もし世界が変わってなかったら俺はもうここにはいなかったかもしれない。
世界を変えてくれた神様、グッジョブ!!おかげでいいもの見れたよ。
そして今日もこうなってしまった。
部活の前に、電車で二人に挟まれたのを忘れていたのだ!
もしかして二人ともこうなるとわかってやっているのだろうか?
結局今日も美少女サンドイッチを味わいながらの登校となった。
「気にしないでいいよ。人が多くて仕方ないんだから」
まあ、嫌じゃないなら無理に抵抗しなくてもいいか。俺も嫌じゃないしな。
俺は二人という最高のクッションに挟まれながら、電車で運ばれていく。
その日の放課後、改めてバスケ部の見学をすることとなった。世界が変わっているので大丈夫だと思うが、一応昨日の先輩には謝っておかないとな…
俺は部室のドアをノックする。
「はーい!」
そしてドアがガチャリと開いた。
ドアを開けた人はまだ着替えをしていなかったのか、制服のままだ。
しかし、その周りの人は普通に着替えていた。
うん、正直そんな気はしてたよ…
俺はできるだけ感情を顔に出さないように意識する。
「昨日バスケ部の見学予定だった、太陽光です。昨日は体調を崩してしまい来ることができなかったのですが、改めて今日見学に来ました!」
「今日の体調は大丈夫ですか?見学中にきつくなったらすぐに言ってくださいね」
「はい、よろしくお願いします!」
続いてさくらさんと陽子が挨拶する。
「さくら咲です。よろしくお願いします!」
「ひまわり陽子です。よろしくお願いします!」
「三人ともよろしく!もう少ししたら練習が始まるから、向こうのあたりで見学しててくれる?」
「「「はい!」」」
でもその前に、俺にはやることがある。俺は辺りを見回して目的の人物を探す。
金髪だったからすぐに見つけることができた。
「先輩!昨日は中の様子も確認せず着替えを除いてしまってすみませんでした!」
「え?…別に気にしてないから大丈夫だよ。今日はちゃんと元気みたいだね!」
「昨日は心配をおかけしました!」
「今日は倒れないようにね?」
どうやら先輩は俺のことを病弱だと思っているらしい。昨日保健室に運ばれたからそう思うのも無理はないが、俺は元気だけが取り柄なんだけどな。
そういえば先輩はなんて名前なんだろうか?いつまでも先輩だけじゃダメだよな。
「改めて、太陽光です。先輩の名前をお聞きしてもよいでしょうか?」
「そんなにかしこまらなくても大丈夫だよ。私の名前は綿花 真奈美。気軽に真奈美先輩って呼んでもらっていいよ」
「分かりました。真奈美先輩!」
そうしてバスケ部の練習が始まった。
コート上にはキャプテンを筆頭に選手たちが思い切り身体を動かしていた。顧問である中村先生の元、厳しい練習を行っていたが、選手たちは一生懸命に取り組んでいた。
俺は周りを見回し、選手たちの動きやテクニックを観察していた。
いや、実際にはバイン!バイン!と効果音が聞こえてきそうな真奈美先輩の体についている二つの球体を目で追っていた。
あんなに揺れてるのを見ると、ついつい目が行ってしまう。
男としては仕方のないことだった。
「すごいですね!あんなに激しく動くなんて、私にできるでしょうか…」
確かにすごかった。そしてとても激しく動いていた。さくらさんのもそこそこ大きい方ではあるが、あそこまで激しく動かすのは難しいんじゃないかな…
「みんな真剣ですっごい熱量だったね!あたしドキドキしちゃった!」
俺もドキドキした。おそらく陽子が言っていることとは意味が違うのだろうけど…
しばらくすると、真奈美先輩が近づいてきた。
「どうだった?バスケ部の練習は?」
「すごかったです!みんな本当に一生懸命取り組んでいました!」
「そうか、よかった!でも、実際にやってみたらもっと楽しいよ。よかったら一度体験してみないか?」
「え、いいんですか?」
「もちろん!みんな歓迎するよ」
今日は見学だけのつもりだったが、俺も見ていて体を動かしたくなったので丁度良かった。
少しでも動いて気を紛らわせないと、つい目が胸元に行ってしまうからだ。
「ありがとうございます!ぜひ一度体験してみたいと思います!」
そうして俺たちはバスケの基本を体験してみることになった。
やっぱりバスケと言ったらボールが弾んでるところに目が行っちゃいますよね。
次回は4/22日23時に投稿予定です。
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