第二章5 試練
名前がプロットバージョンに変更されました。
様々な意見を聞いて、本作をより良くしたいと考えた為、プロットにしました。
ですが、最後まで作るつもりですのでご安心下さい!
ベル「神之資格?」
私は疑問を問う。
ミラ「はい。ですが、既に力を手にしていますね。なので。【天秤之神使】。特性•身体能力【消滅•減少】、特性取得数•身体能力限界【無限】。」
そう彼女が言ったその瞬間。私は大きな脱力感を感じ、倒れ伏す。
ミラ「申し訳ございません。神のご子息様。ですが、私は協力をしているのです。そして、これは、観測神ファルフェンド様の試練なのですよ。」
ミラのその言葉を最後に私は意識を失う――
ベル「ん。」
私はその数時間後に目が覚めた。
ヴィーナ「はぁ。全く。天人神之使を信用するなんて本当に馬鹿ね。取り敢えず、貴女は失った身体能力をある程度まで戻しておく必要があるわね。しっかり修行しなさいよ?」
と、いつものヴィーナより、優しく喋る。
ベル「はは。分かったよ。ヴィーナちゃん。」
と返事して私は体を起こそうとするが……
起き上がらない。
ヴィーナ「ああ。そうね。試しておいたけど、貴女の身体能力は人間の赤子程度にまで下がっているわよ?だから。最低でも人間の大人レベルまでは上げときなさいよね。妾は地獄之入口に行って来るから。元気でねー。」
といい、手伝おうともせず行ってしまった。
―― 地獄之入口――
ヴィーナ「チッ。やはり臭うわね。この濃密さ。」
と、整った顔を歪ませ、吐き捨てるように言った。
ここは、悪魔皇国。
地獄の中である。
ヴィーナ「しかも。もう既に魔王がいるのね。厄介だわ。」
魔王「ははっ。その通りだ。伝説災禍の最強。ヴィーナ•ヴァンパイア。」
そう言う。勿論皮肉な意味である。魔王。それは、悪魔皇国の中で、下位80名で構成される。魔王より上も、80名存在する。魔王より上の存在。魔神は。悪魔皇国の中でも、最強とされるのである。
魔王。つまるところ、これは、そこまで脅威ではない。何故ならば、ヴィーナが伝説災禍最強であり、届くとしても伝説災禍最弱程度である。
ヴィーナ「まぁ、流石に一体じゃないわよね。」
魔王「はい。勿論。我が名は、シレミー総裁にお仕えする、レイドロス•バルオーラスである。相手して貰えますかな?」
と、魔王――レイドロスが言う。それを合図に配下の魔人達も雄叫びを上げ、戦闘準備が完了する。
レイドロス「ですが、ここで戦っても良いのですかな?」
とレイドロスは言う。しかし、ヴィーナには理解できず、
ヴィーナ「は?何を言ってるのよ?」
と、聞く。
レイドロス「まぁ、レジェンドのお方ですし。あまり弱点とはならないかも知れませんが。今、ここは昼ですよ?」
と話す。
ヴィーナはそのことについてこう話す。
ヴィーナ「なんだ。弱点ね。確かに、昼は力が出しにくいけど。妾はヴァンパイアだが、太陽をある程度克服しているのだよ。そのまま戦いたくはないが、別に貴様ら程度ならば赤子の手を捻り潰すくらい簡単な事よ。」
レイドロス「左様ですか。ならば。やり合いますかな?」
ヴィーナ「ええ。きなさい。」
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