第二章4 天人神之使
…………。
全くどうすれば。
ベル「はぁ。どうすればいいんだろう。」
ワルプ「ベル。あんなよくわからん奴を信じる気?」
ベル「うん。今回は、アイツを信じるべきだと思った。」
ユシル「そっか。」
ヴィーナ「本物は初めて見たわね。究極終想曲魔神之皇の最上位。しかも。シャイネル。アイツは、魔神之魔皇最強とされる程よ。」
ガンテ「まぁ、それには俺も同感ですね。」
ユルドラ「天人神之使のみが扱える魔法も使えるんですか。」
ベル「うん。」
ユルドラ「成程。もしかしたら、あらゆる種族では無く、あらゆる種属と呼ぶのは、もしかしたら。魔神之皇の力も天人神之使の力も。全人族も怪物の力も全て扱えるって事かも知れませんね。」
ドゴオオオオオオオオオオオン!
ルラ「チッまたか。行くよ!お姉ちゃん!」
ワルプ「ええ。ルラ。」
ワル•ルラ「終焉之濃霧‼︎」
終焉之濃霧。それは、最近ワルプとルラが作製した新たな技である。
それは、状態異常が更に強化される。その結果、その濃霧が広がる範囲は物質すらも腐敗し、枯れ、消滅する程の強力な技である。
?「はっ!天聖極皇閃‼︎全く。敵対するつもりはございませんよ。」
しかし、天聖極皇閃と呼ばれる。神真級の魔法により、終焉之濃霧を吹き飛ばし、さらに迸る閃光により濃霧を完全に抹消した。
普通に化け物である。敵対すれば勝てる訳が無いだろう。だが、
あの女の人は「敵対するつもりは無い」と言っていた。
それだけでも儲け物だろう。
ベル「成程。敵対するつもりは無いんですか。申し訳ありません。こちらも少々気が立っておりまして。」
ヴィーナ「ふんっ!そんな奴の言う事信じないでいいのよ‼︎そいつは、天人神之使よ?私達。怪物の殺戮を狙ってるのよ?」
?「いえ。そんなつもりはございません。そもそも怪物であるからと言って殺戮してしまうのは、観測神ファルエルス様の教えに背きますからね。あ、私の自己紹介を忘れておりました。私の名は、ミラ=ソプラノ。天人神之使。階級No.20です。」
と自己紹介し、更にキッパリ否定した。
ヴィーナ「あっそ。」
ベル「ミラ様は、どんな御用で此方に?」
ミラ「はい。私は――
――神之資格――を持つ者。“ユニハーフ”のベル様にお会いしたいと思いまして。」
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