第一章10 決戦1“聖魔之塔”
どうも、引っ張り過ぎだって?
大丈夫‼︎失踪しないから‼︎
アラカルア「ここが。」
ワルプ「ええ。ここが、聖魔之塔よ。」
ベル「バベルタワー。ふうん。あなたが、アンテ•マンユになれる訳ないでしょう。」
ベル「さぁ。皆‼︎行くよ‼︎」
ワル•アラ「おおおおお!」
こうして、私達は敷地内へと踏み入れた。
と同時に襲いくる約数百体もの、天災呀王。だが。ワルプが放つ白い濃霧に呑まれ音もなく消えてゆく。そんな形で、最早天災呀王ごとき、相手にすらなら無かった。
――第一階――
ここでアラカルアが戦う。そして、先に行けと促され、私達は先に進んでいった。
――第二階――
ここはワルプが消滅させた。
そんな風に、八階までは何事もなく進んでった。
――第九階――
そこには、ワルプと同レベルいや、下手したらワルプよりも重い圧がわたしにかかる。
私は完全に理解する。
コイツは。伝説災禍だと。
ワルプ「久しぶりね?ユシル。ユシル=ユグドラシル。」
ユシル「ええ。あ、そうだそちらのお嬢さん先へ行ってもいいですよ。」
ベル「分かった。ワルプ、!負けないでね!」
こうして、私は預けてきた仲間を想いながら、最上階へと上り詰める。
――最上階――
ゲイン「ハンッなんだお前か。雑魚。お前に興味などないわ。」
ベル「そう。生き残りの“ユニハーフ”だとしても?」
ゲイン「ッ!ハハッ。そのことを俺に伝えるとか、死にたいとしか取れないが?」
ベル「いいえ。無駄な事が嫌いなだけよ。」
と、ただ淡々と答えた。私はとても頭にきている。当たり前だろう。確かに、直接的にはワルプが殺した。けれど、そもそも、コイツの命令が無ければ私達は平和な暮らしを送る事が出来たのだから。
絶対に――
ベル「許さない。」
と決意を込め言い、私は力を解放する。ただ単に相手を屠る為に力を使うのは初めてでは無い。
ワルプに対し、同じ気持ちだった。そして、アイツが、私たちの身に起こった事の黒幕なのだから、ワルプよりも、憎悪に満ち、腹の底から怒りが湧き上がってくるようだ。
私は、許さないと口にした後、腹の底の怒り、そして、姉妹を殺されたが為の憎悪に包まれ、力を解放した。
怒りと憎悪。その感情がもたらしたのは。
「殺害之力」だった。
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