第一章9 revenge“リベンジ”
横読みの方がこれからはいいかもです
アラカルア「先制攻撃行くぜ‼︎」
そう言った瞬間、死剣を飛ばしてくる。だが、明らかに、“宝具”とは言えない位の硬度、更に別に避けにくいわけでも無い、本気とは程遠い位である。
ベル「本気で来なさい。じゃ無いと……。後悔するわよ?」
アラカルア「はあ?何言ってんだ?本気は出して」
ベル「出してないわよ。そもそも、“宝具の加護”を使わないくせして何が“本気”よ。」
アラカルア「チッ!バレたなら仕方ないか。だが。いまいち出す気にならなくてな。お前を一度倒しちまってるからよ。お前がどれだけ成長したか見せてくれたら良いぜ?」
ベル「そう。五体満足で本気を出す気が無いのね。」
と、挑発してみるが、やはり出す気はないようだ。ならば、本当に血を見てからじゃ無いとダメなようだ。
ベル「“鬼神化”、“魔神化”。そして、“消滅の霧”。」
おい?ちょっとまて?っとの声が聞こえてきそうだから先に答えておく。
ワルプは、霧人属と言う種属だったらしい。そして、ある日突然、“伝説災禍の加護”と言う、モンスター化する加護を手に入れてしまい、そうなったと言うのだが、多分嘘である。いや、霧人属なのは、そうなのだろうが、それ以外が嘘のようだと言うアレである
アラカルア「まさかそれだけじゃねえよな?」
そう言われる。断じてこれだけでは無い。
ベル「いや。全く。上位魔法“獄炎灼線”‼︎」
獄炎灼線。それは、炎系魔法の中でも、上位に当たる魔法である。
しかし、アラカルアには1ミリもの驚愕も無かった。
と、同時に、アイツは、何も使わず死剣を放つ。私は、簡単に避け、追撃として、獄炎灼線を放ちつつ、硬化を使用し、相手に対し、近接で攻めようと試みる。
が、全ての攻撃を軽く躱すか、いなすかし、避ける。その行動で実力差がかんじられる程、私とアラカルアの実力が離れていたのだ。こうなったらと、わたしは、本来最後に扱うつもりだった隠し玉を、使う。
その名も。
ベル「“滅獄之霧”。」
ワルプルギスの消滅の霧、獄炎灼線の力を併せ持った最大級の魔法である。
流石にこれには、アラカルアも驚いたらしく、即座に離れ、やっと、“宝具の加護”を使わせることに成功した。
アラカルア「チッ。“宝具の加護”発動!“死剣”。」
と言い放ち、宝具“デスパーダ”を解放する。そこで更に、一瞬にして私を倒した大技を使うようである。
アラカルア「もし、これを耐えれたら、一つだけ、てめえのお願い聞いてやるよ。」
と言った。
アラカルア「『死剣之雨』‼︎」
ベル「“ 風炎属性之竜息”‼︎」
大技と大技の応酬。果たして勝ったのは――
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【2日後】
私が勝利し、今はお願いを聞いてもらっている。そのお願いとは――
アラカルア「ふーん。本当に一緒に戦うだけでいいんだな?」
ベル「うん。頼むね。アラカルア。」
アラカルア「ああ。分かった。で、何処なんだ?」
ワルプ「もう着いてるわ。さぁ、乗り込むわよ。」
――最上階――
ゲイン「ハハッもう来たのか。お早い登場じゃ無いか。雑魚ども。」
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