表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/248

第八十七話 そして時は動き出す

 前回の続きです!

 今回もよろしくお願いします♫


●初めての読者様●

 この度はアクセス頂きありがとうございます!

 少しでも楽しんで頂ける様、一生懸命書いております!


 よろしければ第一話から読んで頂けると、より楽しめると思います。ぜひご覧下さい!

 時計の針は、時に残酷なほど速いスピードで進んでいく。無慈悲な事に、針を戻しても、もうその瞬間に戻ることは出来ない。


 ついさっきまで、守はマウンドで命がけの戦いをしていた。全身から溢れるアドレナリン、身体のオーバーヒート。

 バッター、一人一人と闘っていた時は自分の世界に入っていた事もあり、とても時間はゆっくり進んでいた。

 だが、守がマウンドを降りた途端、そのゆっくりした針が急激にスピードを上げ始めた。

 

 一塁を駆け抜けた神崎は打球がフェンスの奥に消えたのを確認し、右腕を高く上げていた。同時にマウンド上の氷室は顔を伏せ、しゃがみ込んだ。


 守は様々な感情が自分の中でぶつかり合いながら、目を逸らさずに神崎の姿を見つめていた。この悔しさを一生忘れないかのように。


 二塁ベースを回ったところで、一瞬神崎と山神の目線が合った。だが直ぐに山神は目を伏せた。それを見て神崎は前を向き直し、ダイヤモンドを一周した。


 神崎がホームベースを踏み、皇帝のスコアに4の数字が叩き込まれた。


 観客席からは変わらず歓声が飛び続けている。明来側も応援はしているのだろうが、その声援に、完全にかき消されている。


 守は堪らず天を仰いだ。


 ――そして。




「整列!!」




「六対一で皇帝学院! 礼!」




 守たちの、初めての夏は終わった。



 試合終了


 明来 一対六 皇帝学院

 今日もご覧頂きありがとうございました。


 毎週土日に更新しております。


 もし少しでもこの作品が面白ければ、ブックマークして頂けると励みになります。


 高評価やコメントなども、絶賛募集中です……!

 

 初めてご覧頂いた方は、宜しければ第一話からお読み頂けるとより楽しめます!

 

 この作品が、少しでも皆様の楽しみになれますように。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ