表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/249

第七十八話 それは一瞬の出来事でした

前回の続きです!

 今回もよろしくお願いします♫


●初めての読者様●

 この度はアクセス頂きありがとうございます!

 少しでも楽しんで頂ける様、一生懸命書いております!


 よろしければ第一話から読んで頂けると、より楽しめると思います。ぜひご覧下さい!


「ストライクツー!」


 守得意のフロントドアスライダーで、神崎を追い込んだ。


 カウントはツーエンドツー。ワンツーからだと際どいコースには手を出してこない、不破のリードが正しかったようだ。


 だが、追い込んでからの神崎も、油断は一切できない。


 山神の様に、コンパクトなフォームに大きく変更するわけではないが、ミートポイントが一層手元よりになる、と東雲から聞いている。


 ――キィン!


「ファール!」


 プロ野球で観る様な、お手本の様なファール打ちだ。打球は一塁側スタンドの方へ切れていった。この、手元よりにミートポイントを設定するのは、神崎のスイングスピードがなせる芸当だろう。


 ――その後、更にファールを二球挟み、粘られ、フルカウントとなった。


 バッテリーが最後に選んだボールは、低めボール球のチェンジアップ。見極められたらフォアボールだが、ノーリスクで抑えられるバッターではない。これが最善だろう。


『腕を振れ! ストレート以上に強く!』


『ワンバウンドでも良い、低く、低く』


 思わず守は東雲から教わった時の事を思い出した。


 相手は間違いなく同年代最強の選手――絶対に抑えたい。


 ――私だって、女子高生最強のピッチャーだ!


 大きく上げた右足を、力強く前方へ踏み込む。右手で身体の開きを抑え、そして一気に右手をグラブごと右脇の方へ引き込む。それに釣られて、自然と左腕の振りが加速する。


 ――キィィン!


 スパァァァァン!!!


 一瞬の出来事だった。


 神崎が放った弾丸の様な打球を、山神がジャンプ一番でキャッチした。


 四回裏 終了


 明来 一対ゼロ 皇帝学院

 今日もご覧頂きありがとうございました。


 毎週土日に更新しております。


 もし少しでもこの作品が面白ければ、ブックマークして頂けると励みになります。


 高評価やコメントなども、絶賛募集中です……!

 

 初めてご覧頂いた方は、宜しければ第一話からお読み頂けるとより楽しめます!

 

 この作品が、少しでも皆様の楽しみになれますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ