第百七十九話 突然の手術な件
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赤坂、麻布の二人による騒動が落ち着いてから、守たちは病院へ足を運んだ。
特に激しく攻撃を受けた青山を診てもらう為である。少し時間が経っていても呼吸は安定してきたが、鼻血が止まらないでいた。
「あぁ……これは鼻、折れちゃってるねぇ」
先生はレントゲン写真を見て、青山にそう伝えた。
「とりあえず激しい損傷ではないから局所麻酔で手術かな。なーに、日帰りで終わるから安心しなさい」
先生は、手術と聞いて青ざめた青山の顔を見て、笑いながら答えていた。
「じゃあこの後すぐにでもやっちゃおうか。他の皆さんは待合室でお待ちください」
先生の言われるがまま手術が決まり、守たちは待合室に移動した。
「くそ……あんの野郎ども……」
守は怒りで歯を食いしばりながら座っていた。
「ヒカルも蹴られてたけど、本当に大丈夫?」
瑞穂は心配そうに守へ話しかけた。
「ぼくは大丈夫。何とかガードできたから大したことないよ」
守は少しだけ笑いながら答えた。
「東雲くん……あの二人とは仲が悪いの?」
風見が東雲へ問いかけた。
「シニアの奴らで最も嫌いなツートップだな。しかもアイツらも一丁前にレギュラー張ってやがったから絡まざるを得ない時間が長くて苦痛だったぜ」
東雲はイライラしながら答えた。
「そうなんだ……でもあの風貌だと、もう野球はやってないんだね」
風見はあの二人の、野球部とは思えない風貌を思い出しながら話した。
「いや、アイツらは恐らく今も野球続けているぜ」
「え……あんな赤い髪色だったり、口や耳にピアスしている彼らが高校野球をしているの?」
風見はとても驚いていた。
「恐らく、な。俺らの地区でもあんなクソみたいな格好していても許される学校があんだろ?」
「あ……まさか」
瑞穂の顔を見て、東雲が口を開く。
「蛭逗高校」
東雲の答えを聞いて、瑞穂はやはりといった顔をしていた。
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