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第百六十六話 ボールに想いを乗せた件

 前回の続きです!

 今回もよろしくお願いします♫


●初めての読者様●

 この度はアクセス頂きありがとうございます!

 少しでも楽しんで頂ける様、一生懸命書いております!


 よろしければ第一話から読んで頂けると、より楽しめると思います。ぜひご覧下さい!

 皇帝の四番、神崎をツーストライクノーボールに追い込んだ状態で、守は駄覇のサインを覗き込んだ。


 駄覇のサインはインローのカットボールだった。今日初のカットボールである。


「!!!」


 守の予想は全部外していた。

 駄覇は三球目はストライクゾーンで勝負する考えなのだ。ボール球で打ち取るイメージしか考えてなかったので、かなり驚いた。


 ストライクゾーンで押さえ込むイメージがなかった守であったが、これまでの駄覇のリードに助けられてきたのは事実である。


 彼にはきっと何か考えがあるのだろうと察して、守はそれを受け入れた。



『この一球で……決めるッ!!!』



 守はホームベース目掛けて、目一杯腕を振った。


「!!!」


 守は今日一番の感触を得ていた。理想通りのリリースができ、これまで以上にキレのあるカットボールになる事を確信した。


「打ち取りたい、完璧に抑えたい」


 守の想いを乗せたボールがホームベースに、神崎に向かって襲いかかる。



 ――キィン!!!



 神崎のバットから打球音が響き渡った。




 ――完全に詰まらせた打球音だ。



「氷室!!!」


 打球はサード氷室正面のゴロとなっていた。


「オッケー!!!」



 氷室は丁寧に腰を落とし、打球を捕球した。神崎は一塁へ全力疾走している。


 

 ――パシィィィ!!



「アウトォォ!!!」



 一塁審判の腕が上がった。



「うおおおおおおお!!!!」


 

 守は思わずその場で両手を上げ、ガッツポーズをしていた。



 七回表 ツーアウトランナーなし


 皇帝 ゼロ対四 明来

 今日もご覧頂きありがとうございました。


 毎週土日に更新しております。


 もし少しでもこの作品が面白ければ、ブックマークして頂けると励みになります。


 高評価やコメントなども、絶賛募集中です……!

 

 初めてご覧頂いた方は、宜しければ第一話からお読み頂けるとより楽しめます!

 

 この作品が、少しでも皆様の楽しみになれますように。

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