だから
普通がイマジナリーになっているから
僕らの普通は何処にも無い
あなたは何で怒っているの?
話し声に落ち着いて
話し言葉を忘れているから
僕らの安心は何処にも無い
あなたは存在を分かっているの?
夢の中で暮らしながら
夢じゃないことを追いかけて
それでは駄目だと言われたら
夢を追いかけることを諦めるのか
自分から全否定をするのなら
ケーキを切り分けられない人みたいだね
めちゃくちゃなほど
自由ではあるからか
道端の小石みたいな自由だ
本当は
もっと大きかった筈だ
可能性を諦めたから
その大きさなのだ
傍迷惑な隣人の会話を聞いているから
僕らの壁は狭くなっている
あなたの姿は棺桶の中にあるの?
繋いだ感触を指先の駅で電気するから
僕らの気持ちは近くなっている
あなたの一部分も同じなの?
忘れていた感情を思い出す
何処かへ行くことも分かっているから
それを自分から遠ざけようとして
何回も忘れたフリをするつもりか
最初から全否定をするのなら
一人でごっこ遊びをしている人みたいだね
めちゃくちゃなほど
自由ではあるからか
道端のピエロみたいな自由だ
本当は
もっと大きかった筈だ
可能性を忘れたから
その大きさなのだ
百均の店で買える傷だと思え
自分の可能性を信じている人は
その傷の先を考えるものだ
同じ場所を回ったりはしない
「だから」で終わる話を
自分自身の中で使い切れ
関節を全て逆にしながら
生き抜いて死ぬのなら
それで良い
その壮絶な痛みを称え合おう
書き換えのできない時間の中で
何も生み出せない人を置いていけるか
そこに優しさをねじ込もうとして
持っていた能力を小さくしていないか
弱肉強食を全否定するのなら
自分自身を含めた全ての命は軽いんだね
めちゃくちゃなほど
自由ではあるからか
宇宙の塵みたいな自由だ
本当は
もっと意識があった筈だ
生き物であることを捨てたから
その大きさなのだ