おまけピッちゃん&猫猫
ちょっと急用で予約投稿する暇もなかったのでおまけを一話だけ。二話って言ったのに申し訳ありません。
「にゃーんにゃん」
「ん〜大分猫っぽい」
「ぶるん」
「気のせいか・・・」
波が激しいんだよなぁ。もうちょい猫寄りになれればいいんだけど。いや、見た目的には完璧だし、声は別にそこまで・・・?
あれ、このままでもいいかも。
「る!」
「ん〜まぁ、お前が飼い主?・・・召喚主なわけだから任せるわ」
ピッちゃんは頑張るの!と強気なので任せるか。
確かに、仲間分からんのかとか言われてるようなもんだし、流石に勉強するか。
ピッちゃんはうちの中でもっともマイペース。ふーちゃんじゃ?思うだろうが、あの子はやる時とやらない時の差が激しいだけだ。やらない時は絶対に何もしないがな。基本寝てる。
それ比べるとピッちゃんは常にのんびりじゃないが、あんまり変わらない子だ。モンスターを前にしても、ご飯を食べる時もあまり変わらない。常に何事にも興味津々。何にでも興味は持つけど、とても飽きっぽい。 そういう意味で、ナンバーワンマイペースを欲しいがままにしている。
知識面も他の子と比べるとちょいと片寄りがあるし、どれもそこまで深くない。でもネコをちゃんと想像できないとは思わなかったけど。
「くぬ?」
「お前さんは、そういう意味ではそっくりだな」
「にゃ?」
「そういうとこだよ」
そういう気まぐれで鳴いてね?とか思わせるとことかそっくり。ピッちゃんもそういうとこある。気まぐれなとこな。
「でも勉強がこれでいいのか?」
「う!」
「ほうほう?」
「うー!うー!」
「へぇ」
どうも、他の動物と混ざってしまった結果らしい。
猫と何が混ざったらくぬ?とか鳴くんだとか思わなくもないが、多分一種や二種混ざった話とかじゃないんだろう。
そこで、ちゃんと猫を分からせるために、猫の出てるアニメを見せているのだ。アニメのネコは、人間の想像する猫が描かれているらしいのでちょうどいいとかなんとか。全部ニホリ談。
俺がいろいろ勉強してた時は普通に親父の持ってたビデオ見てたなー。なんか小難しい単語の出てくるやつだったけど、むっちゃ繰り返し見てたわ。
ちなみに、なんでニホリが教えてるかと言うと、お姉ちゃんだから、だそうです。
「そしてこれは?」
「るー」
「・・・猫の絵?」
「る!」
「どういうこと?」
「うーうー」
姿が安定してないからです?
もしかして、今現在俺の腕にぐるぐる巻きついてるこれのこと?
「う」
「・・・確かに猫はこんな風にはならんな」
なんかどっかで、猫は液体みたいな話があったけど。
まぁ持つと伸びるからな。
ふーりんちゃんは?
「ぬる〜」
「持ち上げるの後悔するよね」
「うー」
「る!」
なんかこう・・・明らかに質量を無視した伸び方するし、なんなら胴体透けるし。これじゃない感凄いよね。
うん。これを改善したいのか。
でも、精霊なんだから、これでよくね?
「うーう」
「ああ、そういうことか」
精霊の力は、スキルの強さと、使用者のイメージの強さで変わるらしい。今の声も体もちゃんとできてない状態のふーりんちゃんは全く性能を発揮できていないらしい。それでも物理無効だからそこは強いけど。
「魔法とか使える感じ」
「う!」
「る!」
経験値も共有というか、ふーりんちゃんの経験はピッちゃんに来るらしい。ピッちゃんが強くなれば必然的にふーりんちゃんも強くなる。
攻撃手段も増えて、いいことづくめらしい。
確かに、ピッちゃんはうちの中だと若干の火力不足な感じがあった。それを埋めるという点で、非常に良いスキルなんだろう。
「ま、そういう事なら頑張れよ」
「うー!」
「るー!」
目指せ、すらっぴ超えらしい。
うん・・・まぁ、目標が高いのはいい事だよね!
あの子、最近ワイバーンを遊ぶように倒すんだよなぁ。
「ぴぴぴぴぴぴ」(グルグル
「・・・あれに勝つと」
「・・・るー」
「う!」
勝つのか。なんでニホリの方が張り切ってるのとか、ピッちゃんはピッちゃんでちょっとやる気減ってるんかいとかあるけど、
すらっぴ、お前はその高速で回転するのやめなさい。
周りが水浸しでしょう。
出先でiPhoneで書いたのですが、書きにくい以上にちょっと短いかも。




