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53話

最近知ったんですが、?のうしろって句読点要らないんですね。よく誤字報告で上げてくださる方がいらっしゃったのでまさかと思い調べたらそうでした。

ご報告上げてくれた方ありがとうございます。これからは自分で消していきます!

二話投稿

「鷹野郎に一泡吹かす時間がやってきました!」


「ぴ~!」「き~!」「ちゅ~!」「クゥ~!」「る~!」「う~!」


「・・・ワフ」



如実にテンションに差が出ている。

コロちゃん。ここだと出番ないしな。


狼人間はねっさんの餌(経験値)

ねっさん以外でも誰でも問題なく倒せるレベルなのだ。コロちゃんは一番レベルが高いので一応遠慮しているのだ。

そのおかげで、ここではやる気がでないようだ。



「鷹は俺とバトちゃんとピッちゃんで担当。残りは下で大暴れ」


「きき!」


「うんうん。やる気十分でなにより。でも、俺一人で終わるぞ多分」


「きき!?」



レベルアップの恩恵で使えるようになった新魔法。ちゃんと通用すれば一撃で多数をやれる。



「ほれ行くよ~」


「き~」


「るる!」



バトちゃんのやる気が落ちてるけど、行きましょうか。



「まぁ、それに来たとしても、すぐにいるわけじゃ・・・」


「「キィー」」


「おう、なんてタイミングのいい」



レベル上げに来てた時にも何回か挑んでたけど、すぐに会敵したのは最初と今回だけだ。

だから、敵の総数は少ないと思ってたんだけどな。



「好都合なのは否定しないが。ぞれじゃあ早速食らいなさいよって!!」



手をひらいて敵に向ける。構えはこれだけ。

この状態のまま、サッカーボールほどのサイズの土の塊を撃ちだす。

これだけでは、前回と同じように相殺されるか、避けられるかのどちらかだろう。

それの解決策をずっと考えていたのだ。


避けられるのなら誘導式か、高速化すればいい。

相殺されるのなら、相殺しきれないほど撃つか、相殺できない威力、角度で撃てばいい。

問題はこれの両立ができなかったことだ。


俺のレベル、スキル強度不足で出来なかったから別の対策を考えていたのだが。何も浮かばなかった。

結局、俺のレベルが上がり、使えるようになってしまった。


今回使用するのは高速と連射。




「これ、グミうちじゃ・・・」


「る!」


「おおっと。まずいか」


「きき?」


「え?だって、もういないし・・・」



高速連射の結果?倒せたよ、一瞬で。


まぁ、元々。一撃で倒すのは出来ていたのだ。当てることができるのなら強敵でもなんでもない。

ただ、こうもあっさりあたるとは思わなかったけど。


声を出す暇もなく、土の塊によって当たり、ぐちゃぐちゃになって落ちて行ってしまった。



「ええ・・・。なんか達成感ねえ・・・」


「るーるー」


「お前に慰められるのか・・・」


「きき~?」



バトちゃんに、僕なんて出番ないんだけど?って言われてしまった。

そうだよな。まだいいよな?


・・・ピッちゃんも出番ないけど、文句は?



「る?」


「ないそうです。まぁそういう子だしね」


「きー!」


「じゃあバトちゃん用の敵も探すか。下は・・・おう。地獄絵図」



下をちらっと見たら、なんか前回も見たような感じの地獄絵図が・・・。

しかも、一部じゃなくて移動しているような感じに被害は広がっている。

・・・もしかして、コロちゃんも参加してませんかあれ?


岩の表面に何かの切り傷がある。これがコロちゃんだな。爆発後はねっさん。

溶けた後はすらっぴ。黒い所はふーちゃんの魔法の後か?ニホリは・・・



「・・・う~」


「ちゅちゅ~」



ねっさん(本体)と共にくつろいでいる。

ご丁寧に、みんながそこを避けるように円状に戦っているようで、そこだけきれいだ。



「なんかすごく丁寧な気の使い方してるな」


「ききききー!!!」


「あ、鷹来た」


「「キィー!?」」


「あ、落ちた・・・」



バトちゃんが発見。即殺。

本当に一瞬だったな・・・。


ちなみにバトちゃん。実は銃弾型にして魔法を使うのは得意ではない。

刃の形で飛ばすのが一番得意なのだ。

ただ、刃の形にするのに必要なイメージなのだろう。バトちゃんは魔法を使う度に羽を大きく振るう。

この動作の関係上、連射ができないのだ。


じゃあどうやって鷹を即殺したか。

単純だった。連射は出来ないが、同時発動はできるそうです。



「俺もやったことないんだぁが?」


「きっききー!」


「なにそれちょーむかつく」



こちらを煽るように頭の上を跳んで来やがったぞこのコウモリちゃん。



「まぁ今度魔法は試すとして、どうする?。なんかあんなに頑張った割に、あっさり倒せてしまったけど。下行く?」


「・・・きー!」


「そうするか~。ピッちゃんもいいって・・・」


「る~」


「最近、俺の胸ポケに忍び込むの上手くなったね?」



マジで気が付かないことが多いんだよ。

別に『隠密』とかそういうスキルを覚えさせた覚えはないんだが・・・。



「まぁいいか。皆に・・・ニホリのとこでいいか」


「きぃぃぃぃぃ・・・」


「早っやいのぉ」



あと、バトちゃんを後押しする風が強くて俺の目に染みる・・・。



























「ワン?」


「あ、おかえりー。案外あっさりでな」


「・・・ワフ」


「なんでみんな慰めに来るの?」



俺、そんなに傷ついているように見えますかね?



俺はこの時知らなかったが、どうもニホリがみんなにこの結果の予測を前もって教えていたらしい。

俺のレベルで使う魔法なら、そもそも相殺もされずに力押しで倒せてしまうと。

それを俺に言わなかった理由は、俺が考えている時には教えないという事を覚えていたから。

もう一つは、そういうこと関係なしに、いろいろ試行錯誤している俺が楽しそうで止めづらかったとのこと。


俺はこのことを三日後に知った。



「とりあえず、ご飯・・・は早いか・・・。探索するか」


「ぴぴ!」


「周囲に怪しいものなし、残りは山頂か谷底だけか。・・・え、待って」


「ぴ?」


「この辺はもう見たの?」


「ぴ~」


「コロちゃんが行った。ああねー」



コロちゃんの痕、あれってコロちゃんが移動しながら敵を倒してた痕か。

じゃあもっといろんなところにも痕が残ってるのか。近場しか見てなかった


もしかして、山頂とか、底に行く道も分かってたり?



「ワン」


「山頂には飛ばないと行けない?。何君、山一周してきたの?」


「ワン!」


「珍しいどや顔だ。いいな」



効果音はムフーって感じだ。なでなでしてしんぜよう。



「クフー」


「久々に聞いたぞその声」



ていうか、俺たちが空にいた時間ってそんなに長くないはずなんだけど。みんなが帰ってくるまで少しかかってたけど、どんな速度で走ったの?この山、そこそこ大きいんだけど?



「じゃあ行きますか。案内よろしくね」


「ワン!」


「あ、待って。みんなおろすわ」


「・・・ワフ」



























「底って、ボス扉しかないんかい!!」


「ワン?」


「いや、なんというか・・・このフロアにはいろいろ振り回されてるなって・・・」


「ちゅ?」


「・・・今日は帰るか!」


「るー!」「うー!」


「よし帰ろうすぐ帰ろう!」



戦闘してない組が帰るのに賛成なので帰ります。

はら、ボスだからいろいろ準備がね?

・・・俺の予感が、ボスも似たようなもんやでって囁いてるけど、帰ります。大したことなくても今日は帰ります。


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