50話
記念すべきかどうか知りませんが50話目!。キリはいい!。夜にも投稿します
「る~♪」
「今日はテンション高いな」
「る!る!」
「え、色々貰った?。袋にまとめてもらったから持っていく?」
「るる~」
「何貰ったんんだ?」
持って帰るのはいいんだけど。デカいのだと置き場ないぞ?。
「きき~」
「クローゼット・・・?。ああ、森的な」
「きき?」
「こっちの話?」
「ピッちゃんの家具って、あの・・・子供が遊ぶ・・・?」
「それです。この年で初めて買いました」
「まぁ恭輔君は買わないですよね」
「特撮派でしたね」
まぁ、女児向けってのがあるだろうから、そもそも俺が買ってたら変な目で見られそうだけど。
いや、店の店員は普通だったぞ?。子供にプレゼントとでも思ったのだろうか。
誰が年増か
「ほれほれ、何食べるの」
「るる!。るーるる!。るるるー!」
「えー。すらっぴがかつ丼、ピッちゃんがケーキ。ニホリが日替わり定食ね」
「今のでそう言ってたんですか!?」
「言ってましたよ?」
「短いと思うんですけど・・・」
「なんなら、る!。の一言で済ます時もありますね」
「ええ~」
句読点があると、る、が増えるって感じかな?。
場合によっては変わるし、これはピッちゃんルールだから他の子には適応できないけど。
コロちゃんとふーちゃんとかもっとわからんし。
「てかそのけものーずは?」
「る?」
「いないのって。いないじゃん」
「・・・ワン!」
「あ、いた」
「あら~恭輔君。みんなのお皿。用意してあるわよ~」
「あ、おばちゃんありがとー」
「・・・お知り合いですか?」
「この研究所の人大体知り合いですよ」
親父が元々の知り合いばっかり集めたって言ってたから、最初から知り合いだった人も多いけど。一応半分以上はここに来て初めて会った人たちだ。
今日の刀の実験した人たちとかそうだしな。おばちゃんは元々知り合いだけど。
「どれだけ顔広いんですか・・・・」
「あのおばちゃんはここの建物に結構長い事いますし」
「あれ?。恭輔君。ここには前から来てたんですか?」
「親父の職場ですし」
「そうなんですか!?」
「元々あった建物を多少改築して使ってるみたいで」
「明らかに新しいんですけど?」
「去年リフォームしたばっかりです」
「・・・お金あるんですね」
「今はスポンサーもすごい人いるんでもっとでかくできますね」
「そのことなんですけど・・・」
「はい?」
「スポンサーさんってどなたなんですか?」
「・・・あれ?」
藤岡さん知らない?。
自衛隊の方でも知られてると思ったけど。
親父も教えてないのか。でも俺には秘密にしろとか言ってこなかったしな。
「聞いてないんですか?」
「秘密にされてまして・・・」
「なんで?」
「聞かない方がいいぞって」
「誰がです?」
「丸藤さんからです・・・」
「ああ、遊ばれてますね」
「ええ!?」
あの人、何気に人で遊ぶの好きみたいだからな。随分親父と同じ年齢だからか、ノリまで一緒とは。
「あ、でも知らない方がいいかも」
「なんでですか!?」
「知ったら腰が抜けます」
「本当ですか?」
「マジです」
「・・・え、本当なんですか?」
「マジです」
「一体どんな・・・」
「日本一のせいや・・・あっぶねぇ」
「せいや!?。なんです!?。なんて会社なんですか!!」
「いや~。俺からは何とも・・・」
「気になる!!」
まぁ、びっくりだろうね。うちの親父たちともまったく関係ないわけじゃないけど、ほとんど関係ないし。
「ちなみに、スポンサーになってくれた理由は俺なんですけど」
「何したんですか!」
「教えません」
「ここにきて!!!」
完全にたまたまですしね。てか、よくもまぁあんなで出会いがあったもんだと今でも思うわ。
「気になる・・・。すっごい気になる・・・」
「おもしろく話せるような内容でもないですし」
「それでも気になりますよ~」
「あれです。ぶっちゃけ俺もよくわかってないんで」
「本当にどういうことなんですか・・・」
「だって俺、本当になんもしてない・・・。いや、たまたまあれがあったからってのは俺のおかげなのか?」
「何がですか?」
「なんでしょうね」
「その微妙にはぐらかすのは何ですか!?」
「この方が気になるかなって」
「確信犯!?」
わざとに決まってるじゃないでですか。
あ、ご飯できた。
「取り行きましょ」
「あれ?。私いつ頼みましたっけ」
「ここのメニュー。基本的にランダムなんで」
「さっきニホリちゃんとかは頼んでましたけど」
「この建物内のヒエラルキートップはこいつらなんで」
「ええ・・・・・」
だれもニホリ達に逆らわないし。なんでも頼みは聞いちゃう。
あと、別にメニューはランダムじゃないけど、おばちゃんのお勧めと気分の物が一番おいしいから。最初はそれを食べなきゃな。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした・・・おいしかったです」
「でしょ?」
「ワン」「ぴぴ!」「き~」「るる」「ちゅ~」「ク!」「う~」
「はい。じゃあ片付け!」
協力しながらみんなで皿を運んでいく。
ピッちゃんは皿持てないからその分はニホリが、ねっさんも分身して皿を一匹ずつ頭に器用に乗せている。バトちゃん分だな。
バトちゃんとピッちゃんは何してるか?。
あいつらはごみ掃除だ。食べかすとかでるから、風魔法とか使ってキレイにしている。
「皆さん器用ですね」
「練習させましたし」
「練習?」
「正確には、魔法に関しては威力の調整を身に着けたんです」
もちろん俺も。てか、俺が一番苦労してたしな。
「威力の調整って。何をしたんですか?」
「ボールを浮かせたり、小さく火で焚火したり?」
「なるほど・・・」
「結果的に、なんかうまい感じに魔力を節約出来たり、威力が上がったりとかあったんでお勧めっすよ」
「こちらでもやってみましょうか」
「最初の方は俺も一緒に行動しますから。その時に見ますよ」
「いいんですか?」
「大丈夫ですよ。正直、俺もちょっと今困ってますし。刺激が欲しい」
「困っている?」
「実はですね・・・」